写真はホテル日航高知旭ロイヤルだが、このホテルを利用した際に面白い体験をしたことを再掲しよう。
もう10年ぐらい前のことだが、3人それぞれがシングルルームを予約。遅めの夕食を済ませて自室に入ったら電話があり、「飲みに行きましょう」と誘われた。
ホテルは繁華街の近くだったが、飲みに行く場所も知らないのではりまや橋のすぐ側で割烹をやっている知人に電話を入れ、何処か紹介をと頼んだら「推薦」と言ってあるクラブを予約してくれ、本人も店が終わってから参加すると言うことになった。
そこまでタクシーでワンメーターの距離で、分かり易いところだったのですぐに発見。中に入ったら知人が随分と懇意にしているみたいで大歓迎をされた。
1時間ぐらい経った頃に知人が来店、30分ほど一緒に過ごして日付が変わったのでお開きとなったが、タクシー乗り場で別れて乗ったタクシーで予想外の出来事に遭遇した。
往路は5分も掛からなかったのにもう10分は走っている。それに何か違った方向へ向かっているような気もしていたら、助手席に座っていた人物が関答弁で「間違っていない?」と運転手さんに声を掛けた。
そこから始まったやりとりで発覚したのが別のホテルと勘違いされていた事実。「ロイヤル」と冠の付くホテルが別に存在しており、そちらへ向かって走っていたのである。
「私の勝手な思い込みです。申し訳ございません」と謝罪されるとUターンをされたのだが、そこからは気の毒なほど自責の念の言葉が続く。往路の料金が5百数十円だったが、2700円ぐらいになった時ホテルの玄関に到着した。
「プロとして恥ずかしい次第です。料金はいただけません」と言われてびっくり。さてどうするべきかと思ったが、若い人達を伴っていたので少し粋なところをと考えた。
「走行したことは事実で、メーターに表示されている料金は払います」と返すと「受け取れません」と問答が始まった。そんな様子をホテル内にいたスタッフが心配されたみたいで「どうかなさいましたか?」と参加した。
そこで経緯を説明し、「こんな場合は客側の言うことを優先するべきだと思うけど、あなたはどう思う?」と言うと、ホテルマンは「それはそうですけど」と返したところで間髪入れずに「でしょう。運転手さん、私の言う通りにするべきです。これを受け取ってください」と出したのが3000円で、料金が2700円で300円は高知での土産話が出来たお礼と伝えたら、運転手さんが涙を浮かべるようになって恐縮された。
そんなやりとりを終えてホテル内に入ったが、ホテルマンから「感動しました」なんて言われたので上機嫌になったし、エレベーター内で若い人達に次のように話した。
「我々も思い出話になった。あの運転手さんはきっと会社や家族に出来事を話すだろうし、今後にお客さんに話すかもしれない。そんな出来事が世の中に伝われば悪いことではないし、運転手さんも我々も幸せな気分になれたと思う」
上述の知人というのは我が生野区の源ヶ橋近くで割烹をされていた人物で、故郷である高知に立派な店をオープンされていた。
高知に手作り葬儀で知られる「おかざき葬儀社」があるが、私がこの会社の女性社長と知り合ったのはこの人物の縁からで、ある時、大阪の店で会った時に高知に私を知っている同業者がいると教えてくれたからだった。
数日前、その女性社長が来阪され、参加者全員で会食をして有意義なひとときを過ごしたが、近々に高知へ出掛ける予定である。
もう10年ぐらい前のことだが、3人それぞれがシングルルームを予約。遅めの夕食を済ませて自室に入ったら電話があり、「飲みに行きましょう」と誘われた。
ホテルは繁華街の近くだったが、飲みに行く場所も知らないのではりまや橋のすぐ側で割烹をやっている知人に電話を入れ、何処か紹介をと頼んだら「推薦」と言ってあるクラブを予約してくれ、本人も店が終わってから参加すると言うことになった。
そこまでタクシーでワンメーターの距離で、分かり易いところだったのですぐに発見。中に入ったら知人が随分と懇意にしているみたいで大歓迎をされた。
1時間ぐらい経った頃に知人が来店、30分ほど一緒に過ごして日付が変わったのでお開きとなったが、タクシー乗り場で別れて乗ったタクシーで予想外の出来事に遭遇した。
往路は5分も掛からなかったのにもう10分は走っている。それに何か違った方向へ向かっているような気もしていたら、助手席に座っていた人物が関答弁で「間違っていない?」と運転手さんに声を掛けた。
そこから始まったやりとりで発覚したのが別のホテルと勘違いされていた事実。「ロイヤル」と冠の付くホテルが別に存在しており、そちらへ向かって走っていたのである。
「私の勝手な思い込みです。申し訳ございません」と謝罪されるとUターンをされたのだが、そこからは気の毒なほど自責の念の言葉が続く。往路の料金が5百数十円だったが、2700円ぐらいになった時ホテルの玄関に到着した。
「プロとして恥ずかしい次第です。料金はいただけません」と言われてびっくり。さてどうするべきかと思ったが、若い人達を伴っていたので少し粋なところをと考えた。
「走行したことは事実で、メーターに表示されている料金は払います」と返すと「受け取れません」と問答が始まった。そんな様子をホテル内にいたスタッフが心配されたみたいで「どうかなさいましたか?」と参加した。
そこで経緯を説明し、「こんな場合は客側の言うことを優先するべきだと思うけど、あなたはどう思う?」と言うと、ホテルマンは「それはそうですけど」と返したところで間髪入れずに「でしょう。運転手さん、私の言う通りにするべきです。これを受け取ってください」と出したのが3000円で、料金が2700円で300円は高知での土産話が出来たお礼と伝えたら、運転手さんが涙を浮かべるようになって恐縮された。
そんなやりとりを終えてホテル内に入ったが、ホテルマンから「感動しました」なんて言われたので上機嫌になったし、エレベーター内で若い人達に次のように話した。
「我々も思い出話になった。あの運転手さんはきっと会社や家族に出来事を話すだろうし、今後にお客さんに話すかもしれない。そんな出来事が世の中に伝われば悪いことではないし、運転手さんも我々も幸せな気分になれたと思う」
上述の知人というのは我が生野区の源ヶ橋近くで割烹をされていた人物で、故郷である高知に立派な店をオープンされていた。
高知に手作り葬儀で知られる「おかざき葬儀社」があるが、私がこの会社の女性社長と知り合ったのはこの人物の縁からで、ある時、大阪の店で会った時に高知に私を知っている同業者がいると教えてくれたからだった。
数日前、その女性社長が来阪され、参加者全員で会食をして有意義なひとときを過ごしたが、近々に高知へ出掛ける予定である。
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