韓国内の感染症が問題になっている。最初に発症を疑われた人物に対して判断ミスをしてしまったことが常識的に考えられないと指摘されているが、想像以上に広がったみたいで今後の対策が懸念されている。
感染者が搭乗していた飛行機を消毒することもなく香港、名古屋、大連便などに就航したようで、我が国でも対策が進められているようだ。
感染者がゴルフをプレーしていたニュースもあったが、接触した人達の特定が進まず隔離する対処がなければ終息は難しく、初期時点のミスが取り返しの付かない事態を迎えているとも言えるだろう。
こんな現代社会にあって防げる感染症対策に無神経という事実が衝撃だが、政府のプロデュースの拙さが表面化したという指摘もある。
プロデュースの拙さでは何度も指摘した安倍内閣だが、今回の安保事案に関して依頼したキャスティングは政府にとって最悪みたいだったようで、3人の学者が共通して違憲と発言したことは想定外だった想像する。
年金の個人情報流出問題もあり、政府はダブルパンチという現実だが、客観的に冷静に考えてみれば極めて初歩的なミスで、国家のトップの拙いプロデュース力は国民を不幸にする典型的なケースだろう。
昨日の那覇空港でのトリプルの出来事もヒューマンエラーであり、その背景に「勝手な思い込み」がある訳だが、これらは全国の空港でいつ起きても驚くことでない危険性が秘められており、災難に巻き込まれることなく「今日ある」ことに感謝して手を合わすことである。
何度も書いたように人はミスをするものである。だから鉄道の「ATS」という安全システムが考えられたが、そのスイッチを入れたり切ったりするのは乗務員であり、これまでに何度も意図的に切られていたケースも報道されている。
「おかしいこと」に「おかしい」と言える環境を重視することは当たり前で、中国で転覆事故を起こした船舶の何度も繰り返された改造が明白なように、横着なことをしたら多くの被害者が出ることになる。
ネット社会になって便利な時代になったが、仕組みを構築した人もあればそれを破ろうとする人達もいる。それが人間社会の常で、始まった時から「イタチごっこ」が永遠に続くことになっている。
今回の年金機構で最も問題なのは、事実を確認してから発表されるまでの時間が長過ぎること。担当者から上司、組織のトップから官僚や大臣まで、まるで保身しか考えていない姿勢に立腹される人が多いと思う。
マイナンバーに進む予定があるが、各国で出ている「なりすまし」の問題は高齢者が被害なっている詐欺事件の現実からも問題山積のようで、シナリオを描くプロデューサーの力量が心配になる。
今日の写真は前号で書いたカンタス航空575便でパース空港へ着陸する前に機内から撮影した1枚を。
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