いつも利用する人が少ないので時折に通学で利用したことがあったが、記憶が飛んでしまってそのバスが何処行きだったかが分からないのでもやもやとしている。
阿倍野斎場を超え、阿倍野警察署の前を通って松虫の所で上町線と別れてそのまま幹線道路を南に向かって走り、播磨町の二つ手前ぐらいの信号を右折、西に向かうと上町線の北畠駅に着き、そこから線路のある道路を「姫松」「帝塚山３丁目」「帝塚山４丁目」と進み、帝塚山４丁目の横から斜めに入り、しばらく行くと南海高野線の踏切があったが、その手前に「白牡丹」という焼酎の工場があって、いつも酒の香りが漂っていた。
踏切を超えたバスは狭い上住吉の街並みを通って私と同業者の店舗がある四つ角を右折すると下りになり、左側は住吉神社となっており、下り終わったところに上町線の踏切があり、それを超えた道路には恵美須町から浜寺を結ぶ路面電車「阪堺線」が施設されていた。
私が利用したのは住吉神社前で、ここは上町線、阪堺線が交差するところから住吉交差点とも呼ばれていた。
バスはそこが終点だったのか、それとも住吉公園まで行ったのだろうかが不明だが、記憶というものも頼りないものだと痛感している。
当時にこの路線に導入されていたバスは古いボンネット型で、「いすゞ」だったと記憶しているが、他の路線では「三菱ふそう」「日野」「ＵＤ」「などが使われていたが、好みは「三菱ふそう」のエンジン音だった。
当時に天王寺駅前に四天王寺西門から上本町６丁目方面に行く市電もあったが、中学生時代に導入された新車が全く路面電車という騒音がしないタイプだったので不思議だった。
また、天王寺からは寺田町交差点から下味原を経て玉造を結ぶトロリーバスも走っていたし、弊社の本社のある今里筋を杭全町から守口の方へ走るトロリーバスもあった。
道路の悪路部分で大きく揺れると架線を結ぶ部分が外れてしまい、走行不可能となって停車してしまうので、車掌さんがワイヤーを引っ張ってコントロールしながら接続していた光景を目にしたことが何度もあった。
昨日、ＢＳの番組で映画「３丁目の夕日」があった。一部しか観なかったが、初代頃のトヨペットクラウンが登場していた。観音開きが特徴で後方ガラスに２本の強化金属パイプが入っていたし、フロントガラスの中央に１本あったことも憶えている。
写真はトヨタ自動車の博物館に展示されている初代トヨペットクラウン。上述の特徴が確認出来るだろう。
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