搭乗券には優先搭乗という文字があったが、ゆっくりと搭乗することにしてフロアの椅子に座っていた。往路はギャレーを挟んだセカンドキャビンの最前列でバシネット対応の席だったが、復路はファーストキャビンの最後部の４列目で、期待していた赤道近くのバタフライ島が見えない側となる右側だった。
往路で心残りになっていたことが二つあった。それは往路だけに積み込まれるバニラアイスクリームで。もう一つはＪＡＬと日清食品が提携した企画製品「うどんですかい」「そばですかい」「ラーメンですかい」だった。
ラウンジや機内で一切アルコール類を断って来たところから食べるものぐらいはというのが正直な思いだが、往路は３種類から選択されるシステムだった機内食が、復路は「和食」と「洋食」２種類からの選択だった。
揃って洋食を選択してチキンではないビーフのメインディッシュをチョイスした。後に写真で機内食を紹介予定だが、今回の写真はナビの画面に出ていたデーターから。
先月に受けた血液検査の結果で医院の先生から指摘されていた「青物野菜」と「果物」の摂取を心掛けた今回の旅だが、結構努力したつもりでも、どうしても炭水化物に偏ることが多いので困ってしまう。正直な話だが、今晩はいつもの銭湯に行くのが怖いのである。それは間違いなく体重が増加しているからで、シドニーのホテルのバスルームにあった体重計で計測した際に衣服を着用したままだったが、びっくりする数字を記録していたからだ。
病的な偏食なのにどうして？と思われるだろうが、ホテル内のビュッフェ料理が問題で、好きな物をいっぱい食べてしまった結果のようだが、好物の小粒のジャガイモがどこでも出て来たのには大歓迎だった。
飛行機は定刻の８時１５分にシドニーを出発した。日本時間では午前７時１５分となる。８０００キロ約９時間の搭乗となるのだから大変だが、若かりし頃に片道３６時間を体験しているのだから自信はある。当時のファーストクラスのシートよりはるかに進化したビジネスクラスのシートだが、腰の部分に車のシートにあるようなランバーサポートがあったのにはびっくりした。
成田まで２時間ぐらいになった時に２回目の機内食があったが、ヌードルの上に私の苦手とするものがいっぱいあるので遠慮。そこで「そばですかい」をお願いし、デザートの時にアイスクリームのことを伝えたら、ＣＡが外国製のアイスキャンディーみたいなものを持って来てくれたが、これは日本人には合わない代物だった。
今回の写真はシドニーを出発した後にナビに出た数字。東京までの距離や所要時間が出て
いた。
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