錦織選手が勝利してベスト8へ進出した。中継を観ていてびっくりしたのは日差しの陰が動くこと。初めはコートの右外だったのに終盤になるとコートの左側まで移動したから。
対戦中にコートの右半分が陰という状態になったが、選手には影響がなかったのだろうかと気に掛かる。
さて、私がクラシック音楽に興味を抱いたのは小学生の時だった。授業の中で音楽鑑賞というのがあり、レコードで流れた曲を聴いたイメージで物語を作文するという体験で、書いた内容が湖と白鳥と王子と王女となっていたので先生から呼び出しされ、この曲のことを知っていたのかと確認の質問があった。
もうお分かりだろうが、曲は「白鳥の湖」で奇跡的な偶然だったのであり、先生の驚きは尋常でなかったと記憶している。
我が家にレコードプレーヤーが備わったのは中学1年生の時。スピーカーの上にプレーヤーがセッティングされているものだったが、メーカーはナショナルで視聴用のレコードが存在していた。
A面がチャイコフスキーのピアノコンチェルト、B面がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だったが、聴いてみて心の扉が一気に開いたような感じを抱き、そこから音楽の世界へ傾倒する歴史が始まることになった。
大晦日のBSの番組で盲目の天才ピアニストとして知られる「辻井伸行さん」のコンサート収録があったが、その中に「佐渡裕さん」指揮によるBBCオーケストラとのチャイコフスキーのピアノコンチェルトがあり、新しくなった大阪のフェスティバル・ホールの逸話も紹介されていた。
リニューアルされる前のフェスティバル・ホールで何度かナレーターを担当したこともあるが、音響の感触はさすがに群を抜くホールで、マイクを手に語っていても不思議な思いで心地良い響きを自身で感じるものだった。
実際に舞台の上に立って見ると理解出来るが、舞台から天井まではびっくりするほど高く、舞台の下には「奈落」という世界が拡がっている。上下で8階建て以上のビルに相当するのではと思うぐらいだが、客席からは絶対に分からない世界である。
友人夫妻が「辻井伸行さん」のコンサートの帰路に立ち寄った割烹で会ったことがあるが、感動の涙が自然に出たという体験談をしてくれた。
この割烹のオヤジも友人で、ポールモーリアのファンなので何度か一緒にフェスティバル・ホールへ行ったことがあるし、2年前には新歌舞伎座で行われた演奏会も行ったが、音響が全く違うと残念がっていたことを思い出す。
音楽関係の方の葬儀も多く担当した歴史があるが、あるオーケストラを指揮されている指揮者が喪主を務められた葬儀には神経を遣った。BGMひとつでも選曲のコンセプトが重要で、ご納得されるシナリオが不可欠だったからだ。
著名なピアニストのお母様の葬儀でもそうだった。喪主様のご友人に音楽家が多いのは当たり前だが、その中から「献奏」をされたケースもあったのだが、曲についての情報を教えていただいて解説する必要も大切だった。
今日の写真は2羽の白鳥を。
対戦中にコートの右半分が陰という状態になったが、選手には影響がなかったのだろうかと気に掛かる。
さて、私がクラシック音楽に興味を抱いたのは小学生の時だった。授業の中で音楽鑑賞というのがあり、レコードで流れた曲を聴いたイメージで物語を作文するという体験で、書いた内容が湖と白鳥と王子と王女となっていたので先生から呼び出しされ、この曲のことを知っていたのかと確認の質問があった。
もうお分かりだろうが、曲は「白鳥の湖」で奇跡的な偶然だったのであり、先生の驚きは尋常でなかったと記憶している。
我が家にレコードプレーヤーが備わったのは中学1年生の時。スピーカーの上にプレーヤーがセッティングされているものだったが、メーカーはナショナルで視聴用のレコードが存在していた。
A面がチャイコフスキーのピアノコンチェルト、B面がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だったが、聴いてみて心の扉が一気に開いたような感じを抱き、そこから音楽の世界へ傾倒する歴史が始まることになった。
大晦日のBSの番組で盲目の天才ピアニストとして知られる「辻井伸行さん」のコンサート収録があったが、その中に「佐渡裕さん」指揮によるBBCオーケストラとのチャイコフスキーのピアノコンチェルトがあり、新しくなった大阪のフェスティバル・ホールの逸話も紹介されていた。
リニューアルされる前のフェスティバル・ホールで何度かナレーターを担当したこともあるが、音響の感触はさすがに群を抜くホールで、マイクを手に語っていても不思議な思いで心地良い響きを自身で感じるものだった。
実際に舞台の上に立って見ると理解出来るが、舞台から天井まではびっくりするほど高く、舞台の下には「奈落」という世界が拡がっている。上下で8階建て以上のビルに相当するのではと思うぐらいだが、客席からは絶対に分からない世界である。
友人夫妻が「辻井伸行さん」のコンサートの帰路に立ち寄った割烹で会ったことがあるが、感動の涙が自然に出たという体験談をしてくれた。
この割烹のオヤジも友人で、ポールモーリアのファンなので何度か一緒にフェスティバル・ホールへ行ったことがあるし、2年前には新歌舞伎座で行われた演奏会も行ったが、音響が全く違うと残念がっていたことを思い出す。
音楽関係の方の葬儀も多く担当した歴史があるが、あるオーケストラを指揮されている指揮者が喪主を務められた葬儀には神経を遣った。BGMひとつでも選曲のコンセプトが重要で、ご納得されるシナリオが不可欠だったからだ。
著名なピアニストのお母様の葬儀でもそうだった。喪主様のご友人に音楽家が多いのは当たり前だが、その中から「献奏」をされたケースもあったのだが、曲についての情報を教えていただいて解説する必要も大切だった。
今日の写真は2羽の白鳥を。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「クラシック」へのコメントを投稿してください。