2013年11月、に洞爺湖温泉街にある「乃の風」に宿泊をした。近くに有珠山があるが、大阪を出発する前に洞爺湖の観光も考えており、観光船や有珠山ロープウェイのことも調べていた。
そんな有珠山のロープウェイの時刻表に「?」を抱いた。ホテルのHP内にある観光案内だったが、営業時間が「18時半から16時半」になっていたからで、どう考えても暗くなってから営業が始まり夕方まで運転されるとは不思議な話で、ホテルの部屋に挨拶に来られた総支配人に確認したら、「18時半」が「8時半」の誤表記だと判明し、次の日に「訂正いたしました」と報告があった。
このホテルには前年にオープンしてしばらくした時に利用したことがあるが、その時はまだ一部が工事中だった。
年末に「特急北斗」の非常時ブレーキが作動しないようになっていたというニュースもあったが、JR北海道の一連の問題から特急列車の運休や速度ダウン運転もあり、函館に向かうのを早めたので観光は出来なかったが、洞爺湖や有珠山のことで印象に残っていたのは2000年の有珠山の噴火だった。
有珠山の主治医と称された北海道大学の岡田弘教授が噴火を予知され、それを確信した地元の行政が住民16000人の避難を実行し、自衛隊派遣まで要請していたが、その記者会見から2日後に噴火が始まり、誰一人として負傷者が出なかったという奇跡的な出来事だった。
記者会見の中で気になったのは「もしも噴火しなかったら?」なんて愚かな質問。ジャーナリストとしては低次元な露呈だった。
ある専門家の指摘に納得することがあった。それは火山噴火や災害による避難の場合、撮影した写真や映像を興味本位的に報道するのではなく、最もその情報を知りたがっている人達に伝わることも考えるべきというもので、避難している人達が自分の自宅や勤務先がどうなっているか、何時になったら避難解除になるかの情報である。
報道される写真や映像は衝撃的な光景を伝えようというものが中心という事実があり、最も深刻な被害を被っている人達の存在が薄らいでしまっている。被災地の上空を飛ぶヘリコプターから撮影された映像で自分の生活していた集落の様子を確認したい心情が理解出来るだろう。
福島の原発事故で避難を強いられている人達がいっぱいおられるが、その人達が求めているのは自分の家に何時になったら戻ることが出来るのかということだろうし、過日の解散選挙に強い抵抗感を抱かれていた人も少なくなかっただろう。
冒頭の洞爺湖からの帰路、函館、八戸、気仙沼で宿泊して帰阪したが、気仙沼で再会することが出来た「なにわのたこよし」さんご夫妻の被災体験話は壮絶だった。
そんなご夫妻も、復興のために前向きに頑張っておられるお姿が、テレビ番組「人生の楽園」で採り上げられたのは1月だった。私が小学生の頃に味わった醤油味の「たこ焼き」のことに取り組んでいたので嬉しかったが、今はどうなっているのだろうかと興味を抱いていたら、数日前に再放送を偶然に観たのでびっくりした。
今日の写真は気仙沼で利用した「気仙沼プラザホテル」を。
そんな有珠山のロープウェイの時刻表に「?」を抱いた。ホテルのHP内にある観光案内だったが、営業時間が「18時半から16時半」になっていたからで、どう考えても暗くなってから営業が始まり夕方まで運転されるとは不思議な話で、ホテルの部屋に挨拶に来られた総支配人に確認したら、「18時半」が「8時半」の誤表記だと判明し、次の日に「訂正いたしました」と報告があった。
このホテルには前年にオープンしてしばらくした時に利用したことがあるが、その時はまだ一部が工事中だった。
年末に「特急北斗」の非常時ブレーキが作動しないようになっていたというニュースもあったが、JR北海道の一連の問題から特急列車の運休や速度ダウン運転もあり、函館に向かうのを早めたので観光は出来なかったが、洞爺湖や有珠山のことで印象に残っていたのは2000年の有珠山の噴火だった。
有珠山の主治医と称された北海道大学の岡田弘教授が噴火を予知され、それを確信した地元の行政が住民16000人の避難を実行し、自衛隊派遣まで要請していたが、その記者会見から2日後に噴火が始まり、誰一人として負傷者が出なかったという奇跡的な出来事だった。
記者会見の中で気になったのは「もしも噴火しなかったら?」なんて愚かな質問。ジャーナリストとしては低次元な露呈だった。
ある専門家の指摘に納得することがあった。それは火山噴火や災害による避難の場合、撮影した写真や映像を興味本位的に報道するのではなく、最もその情報を知りたがっている人達に伝わることも考えるべきというもので、避難している人達が自分の自宅や勤務先がどうなっているか、何時になったら避難解除になるかの情報である。
報道される写真や映像は衝撃的な光景を伝えようというものが中心という事実があり、最も深刻な被害を被っている人達の存在が薄らいでしまっている。被災地の上空を飛ぶヘリコプターから撮影された映像で自分の生活していた集落の様子を確認したい心情が理解出来るだろう。
福島の原発事故で避難を強いられている人達がいっぱいおられるが、その人達が求めているのは自分の家に何時になったら戻ることが出来るのかということだろうし、過日の解散選挙に強い抵抗感を抱かれていた人も少なくなかっただろう。
冒頭の洞爺湖からの帰路、函館、八戸、気仙沼で宿泊して帰阪したが、気仙沼で再会することが出来た「なにわのたこよし」さんご夫妻の被災体験話は壮絶だった。
そんなご夫妻も、復興のために前向きに頑張っておられるお姿が、テレビ番組「人生の楽園」で採り上げられたのは1月だった。私が小学生の頃に味わった醤油味の「たこ焼き」のことに取り組んでいたので嬉しかったが、今はどうなっているのだろうかと興味を抱いていたら、数日前に再放送を偶然に観たのでびっくりした。
今日の写真は気仙沼で利用した「気仙沼プラザホテル」を。
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