過去にタイ航空を利用したことがあるが、素敵な民族衣装を身に着けた客室乗務員の女性
が席に挨拶に来られ、手を合わせて丁寧なお辞儀をされたので恐縮したが、これは「ワイ」というタイの独特の作法で、我が国の感謝の合掌という意味合いとは別のものであると理解しておきたい。
掌をしっかりと合わせるのではなく、ちょっと中央部分を膨らませて行うものだが、その手の高さやお辞儀の深さが相手に対する敬意の表現で、手の親指が鼻の高さまで近付く状態ではかなり「厚い」レベルとなっている。
タイは仏教国であり、その手の膨らみが「蓮の花の蕾」を表わすとも言われているが、相手側からそんな仕種をされた場合の対応に関するマナーも学んでおかなければならない。
「サワッディー」という言葉が伴うようだが、インド系の「ナマステー」のように各国の習慣の異なりは簡単ではないようである。
外国に出掛けると自国では何でもないことが相手を侮辱する最悪の仕種ということもあり、相手国の慣習を学習してから出掛けるべきで、行ってから問題が発生して後悔しないようにありたいものだ。
政権がややこしくなっているタイだが、今年になって間もなくの頃、外国人の入国に関してびっくりする制限を打ち出して話題になったことがあった。それは難民の入国を規制する背景があったようだが、入国時にはクレジットカードの他に日本円に換算して６万円以上を有していなければ入国が許可されないというものだった。今でもそんな規制が続いているのだろうか。彼が帰国したら確認してみようと考えている。
遠方から来阪されていた２人の女性が関西空港から帰られたが、午前中は喫茶店でご一緒していた。その際に必要だったのでパソコンを持参、顔馴染みの喫茶店の許可を得て電源を拝借したが、私のパソコンで信じられないような恥ずかしい問題が発覚した。
現在使用しているパソコンのキーボードだが、ずっと前から文字と文字の間の溝が膨らんでいるように感じていた。目が悪い事情もあったが、それが使用の際の熱による現象と思い込んでいたら、女性の一人が「これは新品の際にゴミが挟まらないように対処されたもので」と飛び出ていた部分を引き上げたら、キーボードそのままの枠みたいなものがピックアップされたからだった。
電化ショップで購入してから随分と経つが、今日までそんなことを勝手に誤解してしまい、これは欠陥製品なんて思っていたことも事実だが、そんな自分が恥ずかしく感じた出来事であった。
そんなご指摘をしてくださった彼女に対し、ここで手を合わせて感謝を申し上げよう。
今日の写真は、何度かお世話になった函館湯の川温泉「竹葉新葉亭」の大浴場。落ち着いた情緒が素敵な純和風旅館で私のお気に入りである。
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