小田急電鉄の脱線事故のニュースがあった。ポイント付近で何らかの問題が発生したようだが、本線を走行する電車がなかったことは幸いだった。
新幹線を利用する時にいつも不安に思っていることがある。それは駅に退避している列車を追い抜く際の想定で、ポイントが切り替わっていなかったらどうなるのだろうと考えてしまうこと。時速300キロという高速なので恐怖感は半端じゃない。
心配症で臆病な性格なので自分でも呆れてしまうが、きっとポイントが切り替わっていなかったら信号で知らせるようなシステムになっているのだろうとプラス的な思いも少しは抱いている。
走行中に車輪が脱線したらどうなるのだろうかと不安を抱くこともあるし、理容店で顔にカミソリがある時に地震が発生したらと恐怖に襲われることもあるので困った性格。自宅で「揚げ物」をしていたり「鍋」料理をしていたらと心配事がいっぱいある。こんな性格は長生き出来ないと覚悟していたら、やはり大病を患って何度も入院したが、いつも退院に至るので不思議である。
過日に管理人さんと話した際、「そんな心配性なのによく飛行機に乗れるね」と言われたが、それは昨日の号で掲載した「あべのハルカス」の話題からだった。270メートルにあるレストランに行く予定があるが、高所恐怖症なので敬遠している事実から指摘されたもの。確かに飛行機なら1万メートルの上空を飛ぶのだからおかしいかもしれない。
数年前、この幸せ列車のコラムに将来に実現するかもしれない飛行機の企画発想が掲載されていたのを憶えている。天井が透明ガラスで星空が見えるというのもあったし、床が透明のガラスで下界が見えるのもあったので、想像するだけで足がくすぐったくなった。
そんな飛行機なら絶対に利用しないが、機内で様々なサービスを受けていると恐怖感が忘れられることも事実である。
鹿児島県を走るJR観光列車「指宿のたまて箱」が崩れた土砂に乗り上げて脱線したニュースがあった。「いぶ玉」との別称で人気のあるこの列車だが、過去に利用したことがあった。前から見ると半分ずつ白と黒に分かれており、駅に停車する度に扉の上からミストが吹き上げられ、それが浦島伝説の玉手箱の演出だそうだが、車内が斬新なデザインで完成していて感心したが、車両そのものが随分と古いタイプだったし、線路やレールの問題からか横揺れが酷かったのが印象に残っている。
10人以上の負傷者が出たそうだが、我が国の鉄道や道路は物理的に危険がいっぱいだということを理解の上、今日あることがどれほど幸運かを学んで手を合わせたい。
写真は過日に掲載したカンタス航空の718便。前回は小さ過ぎたので大きくした。パースからキャンベラまで3時間半の搭乗予定があるが、サイケデリックな塗装デザインに抵抗感を抱いている。
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