その後に登場したのが３００系の「のぞみ」だったが、当時の所要時間は２時間３５分だった。
２７０キロの最高速度が３００キロを売り物にして登場したのが「のぞみ５００系」だが、新大阪と博多間を２時間１９分で結び、博多と広島間を１時間だったので驚きだった。
「７００系」が登場して「ひかりレールスター」も登場したが、「５００系」も「レールスター」も今では「こだま」の専用車両となっている。
新大阪と鹿児島中央駅を結ぶ直通列車に「みずほ」と「さくら」があるが、「さくら」の新大阪と博多間は昔の「３００系のぞみ」と同じ２時間３５分で、新神戸、福山、新山口にも停車しているのだからそれだけスピードアップがされていることになる。
両列車の最高速度は「３００キロ」だそうだが、通過する駅のホームで目撃すると恐怖感を感じるほどの迫力がある。
過去に姫路駅でビデオ撮影をする外国人が多いというニュースがあったが、その目的は「３００キロ」で通過する列車を記録撮影したいからで、それも「撮り鉄」の仲間となるだろう。
「さくら」や「みずほ」を利用すると面白いことに気付く。博多駅までの山陽新幹線ではなかった韓国語と中国語のアナウンスが流れるからだが、それだけ九州を訪れる外国人が多いと考えられる。
お手拭きを持って来てくれるサービスがあるが、この時に一緒にくれるのが「見せるだけクーポン券」で、車内販売の際にコーヒーとアイスクリームなら何回でも５０円の割引が適用されている。
「甘栗むいちゃいました」と「バニラのアイスクリーム」２個を購入したら、１００円引きで計算されていた。
客室担当スタッフへの情報端末が進化したからだろうが、検札も確実に少なくなっている。情報外の席に乗客が座ると確認されるが、駅のみどりの窓口で発券された瞬間にその列車の情報が構築されるシステムのようだ。
今日の写真は「さくら」の車内。博多駅到着時に撮影したものである。
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