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我が家の最寄り駅は寺田町駅で天王寺駅の次になるのだが、ここで鶴橋や京橋方面行の内回りの電車を待っていると電光案内版の文字や流れるアナウンスに誤解を招く問題があるのは事実である。
奈良方面の「大和路快速」や関西空港や和歌山へ向かう「関空・紀州路快速」がやって来るのだが、大阪駅から西九条、弁天町を回って天王寺駅を通って目的地に向かうのだが、知らない人は不要な1周をしてしまうことも考えられるからだ。
外回りの電車で次の駅の天王寺駅に向かい、そこで上述の電車に乗ればよいのだが、知らない人はただ改札口上の案内板を見て判断してしまう危険性がある訳だ。
他府県の人のために加筆しておくが、奈良方面や関西空港や和歌山方面から天王寺へやって来る快速電車は、天王寺駅に停車すると大阪環状線を一周して大阪駅を回って天王寺駅に戻って来るのだからややこしく、2分で行ける一駅のために30数分を要した人も出ている。
半年ほど前だが、京阪電車で京橋駅で降り、大阪環状線に乗り換える際に改札口の電光板で「関空・紀州路快速」と表記されているのを見られて、私は「あれで行くと便利なので」とエスカレーターを走って上がって行って乗車した知人がいたが、天王寺駅から日根野の方へ帰られるのだが、その電車が天王寺駅が終着駅になっている事実を知られて驚かれただろうと想像する。
大阪環状線は私が小学生時代は「省線」と呼ばれていた記憶があるし、天王寺駅から新今宮方面への線路はなく、大阪駅側から桜島へ行く路線が存在していた。当時の運賃は寺田町駅と大阪駅間は大人10円、子供5円だったのだから信じられない話だが、オレンジ色ではなく焦げ茶色の黒っぽい電車だったことを憶えている。
そんな大阪環状線にも2016年頃から新型車両が導入されることを発表しており、今日の写真はその電車を掲載しておこう。
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