外
外国で食事をしようとレストランに入ると、注文した物が運ばれて来てびっくりすることがある。過去にハワイで「ロコモコ」というのをオーダーしたら、カレーライスみたいなご飯の上に直径10センチ、厚さ3センチのハンバーグが載せられ、その上に目玉焼きが3個も載っていたので半分を同行者に分けようと思ったら、彼が注文したスパゲティーも3人前ぐらいもあったので顔を見合わせた。今回のオーストラリアでもびっくりする体験があった。入店したのはパースで宿泊したダクストンホテルの近くにある写真の店だが、地元の人に聞いたら軽食のある喫茶店みたいなものと教えられたので入った。
その日は夕方の便でキャンベラへ飛ぶ予約を入れており、チェックアウトしたホテルで荷物を預かって貰って予定していたミュージアムへ行って戻り、遅めの昼食というところだった。
まずは空いていたテーブルに座ってメニューを確認し、利用客達がどのような流れで注文をしているかを注目していたら、店内を動き回る女性スタッフは注文されたものをテーブルへ運んでいるだけで、オーダーは専用のカウンターで行って支払いを済ませ、番号札を掲げた金属のポールを持ち帰ってテーブルの上に置いておくと持って来てくれるという流れが分かった。
そこでオーダーする物を決め、カウンターに行って注文したらうまく伝わったようでカードで支払いを済ませて席へ戻った。
私が注文したのはカボチャのスープとパンケーキだったが、席に戻ってから5分を過ぎた頃に運ばれて来た。まずびっくりしたのはスープの量で、ファミレスの4倍ぐらいの量だし、その上にカリッとしたフランスパン風のものが二つ付いていた。
続いて運ばれて来たパンケーキは4枚重ねで、たっぷりのバターと蜂蜜が載せられた上にイチゴとブルーベリーがいっぱい添えられていた。こんな物を完食したら病気になると思いながら食べたが、やはり残すことになった。
妻の方はパスタ風の物だったが、その量も半端じゃなく、半分以上を残していた。誤解されたら店側に迷惑となるので書いておくが、味については中々のものだった。
この店はオーストラリアの各地で見られた店だったが、入ったのはパースのここだけだった。食事は移動の際の機内食と列車内で販売された弁当風のもので、他は全てホテルのレストランで済ませた。
前にも書いたが言葉が通じないと食事にありつけることは難しく、街中のレストランでメニューを見ても分からないのでそうしたが、病的な偏食のある私にはビュッフェ形式が何よりだった事情もあった。
それにしても小粒のジャガイモ料理がどのホテルでも出ていた。魚料理でも肉料理にも添えられていたし、国内線の機内食でも出て来たのでそれが好物の私には大歓迎だった。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「びっくり体験から」へのコメントを投稿してください。