飛行機
が嫌いで列車派だが、沖縄に神戸から船で行って大変な目に遭ったし、北海道も寝台列車の「北斗星」を利用して青函トンネルの中を走行中に「何をしているのだろう?」と思ったこともあり、その後は飛行機を利用している。その他の地域は列車ばかりかというとそうでもなく、参加しなければならない団体旅行や飛行機派の妻の意見に負けた際には利用したこともある。
そんな中で何度か恐ろしい思いをしたことがあるので紹介しよう。
一度は羽田から伊丹まで利用した日本航空で乱気流に遭遇し、静岡県上空から三重県鈴鹿山脈の上空まで「降ろしてー!」と心の中で叫び続けた体験をしている。
次は長崎県の大村空港から伊丹へ飛んだ際のこと。福岡県上空で突然乱気流に遭遇してCAがサービスを始めていたコーヒーや紅茶のお盆を落としてしまい、それが私のスーツの胸の辺りに飛んで来て、しばらくすると染みて来て胸から腹部が温かくなったことを憶えている。
この時の機材は40人乗りの「フレンドシップ機」で、翼が胴体の上部にあったのでどの席でも下界が見えるので人気があった。そんな災難から伊丹空港で係員がクリーニング代として規定料金をくれた。
どこから帰阪した便かは記憶していないが、伊丹空港へ着陸する寸前にそのまま機首を上げて俗に言われる「タッチ&ゴー」みたいな状況を体験し、飛行機はそのまま旋回するも10分間機内放送もなかったので機内の人達が恐怖を感じて「シーン」としていた体験もあった。
きっと機長は上昇することでいっぱいだったのだろうが、情報が伝わらない乗客が勝手な想像をするのは当たり前で、その後に管制塔からの命によって着陸をやり直したものと説明があったが、機材の不具合でないことを知ってホッとしたものだった。
半年前にオーストラリアに行ったが、パースからキャンベラへ飛ぶ「カンタス航空718便」で恐ろしい体験をした。扉が閉まって10分ぐらいを要してやっと滑走路に到着、エンジン音が大きくなってブレーキを解除。機体が動き出して離陸すると思ったら、エンジンの出力が一気にダウン。そのまま滑走路を普通に走り、ぐるっと回って滑走路の出発点へ戻った。
すぐに機内アナウンスで何か喋っていたが、その内容については全く不明でも周囲の乗客が全員落ち着いた様子だったので機材の問題ではないと推察。しばらくすると離陸することになった。
今日の写真は再掲だが、パース空港で搭乗前に撮影したその時の「カンタス航空718便」。機種はボーイング「737-800型機」だった。
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