今日、北海道で廃線となる江差線の江差と木古内間42キロで「さよなら運転」が行われ、多くの「撮り鉄」や「乗り鉄」の姿が見られたそうだが、歴史ある特急列車や寝台列車が最後の運転をされる時には「葬鉄」というマニアもあると聞く。
江差線は北海道内で利用者が最も少ない路線ということもあったらしいが、今後は路線バスの利用を余儀なくされる人達もいるのでそんな方々にはお気の毒に思う。
青森から青函トンネルを通って新函館駅へつながる北海道新幹線が再来年に開通するが、それに伴って在来線が第三セクターに譲渡される訳だが、その価格が16億円と発表されたニュースがあった。
新幹線の開通は確かに便利で歓迎されることだが、在来線の特急列車が停車していた駅の地元や、現在の函館駅が閑散の状況にならないかとの懸念も生まれている。
3年前に開通した九州新幹線も鹿児島県は大きなメリットがあったが、想像以上に消沈してしまった地域が多く、在来線の特急がなくなって不便になったという声も多い。
そんなJR九州の決算が発表されていたが、びっくりするような高調らしく、その要因は「ななつ星」など様々な観光列車の運転で、ユニークな企画が話題を集めているようだ。
一方で、一部の列車が320キロ運転されている東北新幹線にあって、現在それが実行されているのは宇都宮駅と盛岡間だが、宇都宮から以北でも調査運転が始まるそうで、実現することになれば現在の260キロという最高速度が60キロもアップすることになり、東京と新青森間でかなり所要時間が短縮されることになるだろう。
昨秋に新青森駅から「はやて」「やまびこ」「はやぶさ」を何度か乗り継いで東京まで利用したが、東海道新幹線より揺れも少なく静かだったと感じた。
在来線は狭軌で新幹線は広軌なのでどうなるのかと疑問を抱いていたが、線路を3本にすることで対応しているようで、青函トンネル内もそんな工事が行われているようだ。
JRでは九州新幹線の新線工事に関して、車輪の幅が拡がったり狭まる台車の研究が始まっているそうだが、鉄道の世界は予想もしない進化を遂げているようで、その技術は世界に誇れるレベルと言えるだろう。
オーストラリアの鉄道を調べていたら、3泊4日を掛けて横断する列車や2泊3日で縦断する列車もあったが、そんな余裕はないので利用出来るとしたらキャンベラからシドニー間の「サザンエクスブローラー」しかなく、4時間強の所要時間なので、もしも行ったら乗車してみたいと思っている。
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