ネット社会になって情報が溢れ、食べログや口コミサイトが猛烈な勢いで広がっているが、どれが正しくてどれが作為的かを判断するスキルも重要で、旅館やホテルを紹介する口コミサイトでもそこから申し込んだ人達しか書き込むことが出来ないところから、旅館やホテルの関係者が実際に申し込んで偽情報を書き込む行為も行われていると指摘する専門家の意見があった。
ということを考えると、競合する同業旅館が客として予約を入れ、酷い評価を書き込むことも可能なので信憑性に問題が秘められている。
口コミによる高評価は集客には重要なキーワードだが、実際の利用者が悪い評価を書き込んだら削除されたというケースも紹介されており、口コミサイトの高評価に期待して利用したら落胆したという体験談も多くあった。
評価の対象になる中で意外と多かったのがフロント、女将、客室担当の仲居さんの表情や言葉遣いで、訪れた際に気分を害すると部屋、浴場、食事に対する評価も一気にダウンするのだから怖い話である。
ある悪い評価を読んでいたら、それは違うと伝えたいケースがあった。フロントと仲居さんの言葉遣いに抵抗を覚えたというものだったが、それは、その地独特の方言のイントネーションで、知らない人が耳にすると誤解が生じるという問題があった。
私も面白い体験をしたことがある。ある地方の山間部の旅館での出来事。朝食会場となっていた大広間のテーブルで食事をしていたら、モンペ姿の高齢の女性が手にしていた茶碗を見て、「飯、入れっか?」と言われたからである。
まるでNHKの朝ドラで人気のあった「あまちゃん」に出演されていた「宮本信子さん」の役柄を彷彿するような感じだったが、別に悪い感じを抱くこともなかったし、ほのぼのとした旅の思い出として残っている。
世の中には様々な人がいる。宿泊費が5万円でも安いと言う人がいる一方で1万円でも高いと言う人もいる。誰もが求めていることは「コスパ」という問題で、価格に応じた対応を感じることが出来たら納得というものである。
旅館の女将や若旦那がブログを発信しているケースも多いが、信じられない内容を発信している若旦那が超有名人として知られている。彼は自分でも馬鹿ですと認めることを書いているのだからびっくりだが、その内容を知ったら絶対にその旅館を利用する人はいないと断言する。
また、ある女将のブログに対して利用客が口コミサイトに「ブログを書く暇があるなら
客に挨拶するべき」と書かれ、「私は着物姿ではなく作務衣姿でお客様に対応していました。手荷物を持ってお車のお客様をお見送りしたのは私です」という誤解も生じていた。
これは、典型的な勝手な思い込みで、女将さんは着物というイメージが焼き付いていたものと想像する。
今日の写真は山陰「湯村温泉」の三好屋旅館の大浴場。ここには忘れられない思い出がある。雪が30センチほど積もっている2月のことだった。最寄り駅から乗ったタクシーの運転手さんが「是非露天風呂へ。有名ですから」と教えてくれたので部屋に案内されてからすぐに行くことにした。
最上階から森の中にある屋根付きの階段を100段近く上がり、やっと脱衣場に着いたのだが、雪が降っているので猛烈な寒さ。仕方なく熱い湯船に入るしかなくて参ったが、夕食の担当をしてくださった仲居さんにその体験談をしたら、最上階にある大浴場で温まってから露天風呂へ行くのが常識と教えられて恥ずかしかった。
その大浴場が今日の写真だが、利用してから1ヵ月後に経営者が変わってしまっても、階段を上がって行く露天風呂はそのまま人気が高いそうなのでもう一度行ってみたい旅館である。
ということを考えると、競合する同業旅館が客として予約を入れ、酷い評価を書き込むことも可能なので信憑性に問題が秘められている。
口コミによる高評価は集客には重要なキーワードだが、実際の利用者が悪い評価を書き込んだら削除されたというケースも紹介されており、口コミサイトの高評価に期待して利用したら落胆したという体験談も多くあった。
評価の対象になる中で意外と多かったのがフロント、女将、客室担当の仲居さんの表情や言葉遣いで、訪れた際に気分を害すると部屋、浴場、食事に対する評価も一気にダウンするのだから怖い話である。
ある悪い評価を読んでいたら、それは違うと伝えたいケースがあった。フロントと仲居さんの言葉遣いに抵抗を覚えたというものだったが、それは、その地独特の方言のイントネーションで、知らない人が耳にすると誤解が生じるという問題があった。
私も面白い体験をしたことがある。ある地方の山間部の旅館での出来事。朝食会場となっていた大広間のテーブルで食事をしていたら、モンペ姿の高齢の女性が手にしていた茶碗を見て、「飯、入れっか?」と言われたからである。
まるでNHKの朝ドラで人気のあった「あまちゃん」に出演されていた「宮本信子さん」の役柄を彷彿するような感じだったが、別に悪い感じを抱くこともなかったし、ほのぼのとした旅の思い出として残っている。
世の中には様々な人がいる。宿泊費が5万円でも安いと言う人がいる一方で1万円でも高いと言う人もいる。誰もが求めていることは「コスパ」という問題で、価格に応じた対応を感じることが出来たら納得というものである。
旅館の女将や若旦那がブログを発信しているケースも多いが、信じられない内容を発信している若旦那が超有名人として知られている。彼は自分でも馬鹿ですと認めることを書いているのだからびっくりだが、その内容を知ったら絶対にその旅館を利用する人はいないと断言する。
また、ある女将のブログに対して利用客が口コミサイトに「ブログを書く暇があるなら
客に挨拶するべき」と書かれ、「私は着物姿ではなく作務衣姿でお客様に対応していました。手荷物を持ってお車のお客様をお見送りしたのは私です」という誤解も生じていた。
これは、典型的な勝手な思い込みで、女将さんは着物というイメージが焼き付いていたものと想像する。
今日の写真は山陰「湯村温泉」の三好屋旅館の大浴場。ここには忘れられない思い出がある。雪が30センチほど積もっている2月のことだった。最寄り駅から乗ったタクシーの運転手さんが「是非露天風呂へ。有名ですから」と教えてくれたので部屋に案内されてからすぐに行くことにした。
最上階から森の中にある屋根付きの階段を100段近く上がり、やっと脱衣場に着いたのだが、雪が降っているので猛烈な寒さ。仕方なく熱い湯船に入るしかなくて参ったが、夕食の担当をしてくださった仲居さんにその体験談をしたら、最上階にある大浴場で温まってから露天風呂へ行くのが常識と教えられて恥ずかしかった。
その大浴場が今日の写真だが、利用してから1ヵ月後に経営者が変わってしまっても、階段を上がって行く露天風呂はそのまま人気が高いそうなのでもう一度行ってみたい旅館である。
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