が１０万円」とあったからだが、天下の大新聞に掲載された広告なので事実の企画なのだろう。
新聞広告の話題が出たところで、こんなこともという思い出があるので触れておこう。
もう随分昔の話だが、広告会社を経営する友人が突然に来社。「助けて欲しいのでやって来た」と深刻な表情に只ならぬ事態だと想像した。
彼の話によると予定していた新聞の一面広告が決まっていたのに、予想だにしなかった出来事が発生してキャンセルになり、一面を何とかして埋めないとならなくなったというものだった。
全国版ではなく地方版なので思った価格よりも低かったし、新聞社側も不可抗力みたいな事情を理解してくれたそうで、そこから随分と価格がダウンしていたが、１ページを１０社ぐらいの広告募集をする時間的余裕がなく、「何とか協力して欲しい」と泣きつかれたものである。
彼には様々なことで力添えをして貰ったこともあり、弊社で１ページ広告に協力することになり、その日の内に掲載する文言を考えることになったが、単なる葬儀社の宣伝ではない新しい時代の葬儀に関するイメージを訴えることをコンセプトとした。
やがて５日後に掲載されたが、大きな話題と反響を呼び、多くの電話や手紙を頂戴することになった。
想像していなかったこともあった。他の新聞社が「当社の紙面にも掲載を」とセールスに来社されたことだが、その中で日本経済新聞社が広告を掲載する場合には「会社の謄本」提示が条件となっていることを知ったが、１面広告を出しているところから謄本は不要ですと言われたことが印象に残っている。
衆議院が解散して一気に選挙モードになった社会だが、円安の懸念もあって輸入している価格も高騰の影響が深刻だ。そんな中で。長距離高速バスのデラックス化の一面に、東京と大阪間を５００円という破格のワンコインキャンペーンを行っているバス会社も話題になっていた。
何でも低価格は歓迎されるが、昔から「高いものにはそれだけの事情がある」「安いものにはそれだけの事情がある」という言葉があり、バスなら何より安全運航を優先し欲しいものである。
今日の写真は現在は運転されていない超大型のメガライナーの再掲を。
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