昔、東京から東海道線を経由して名古屋へ入り、そこから関西線を経由して天王寺、湊町を結んだ「急行 大和」という列車が存在した。
勿論上りも下りも存在したのだが、ユニークなのは鳥羽へ向かう列車が連結されていたり、王寺駅から和歌山まで各駅停車となって走る列車も併結されていた。
元々は夜行の急行列車だったが、関西線を経由して奈良駅を通るので珍しい列車として奈良県の地元では人気があった。
我が国の県庁所在地でJRの特急列車や急行列車がないのは奈良駅だけと言われ、関西線を走行していたディーゼル急行「かすが」が廃止されてからは寂しくなっている。
昔は「準急列車」という称号も存在していた。東京と名古屋を結ぶ「東海」もあったし、名古屋と大阪を結ぶ「比叡」も走っていた。
高校時代の思い出だが、長野県の志賀高原にスキーに行き、帰路は急行「あずみ」で名古屋まで、そこから準急「彩雲」というSL列車を利用したのだが、早朝に名古屋を発車、いつの間にか眠ってしまい空いていたところからボックス席を独占していたが、午前8時台の通勤時間帯に目が醒めてびっくり。多くの人が通路に立っていたからだった。
その時のバツの悪さは今でも冷汗が出るレベルのものだが、この列車の名称が忘れられない思い出となっている。
前述の「あずみ」という列車には別の出来事があった。正月過ぎに家族で名古屋まで近鉄特急で行き、夜行の「あずみ」に乗車したのだが、2時間も走ったら雪景色が見られると教えていたのに全く雪がなく、松本駅から宿泊先の浅間温泉に行っても雪はなく、子供達からせがまれて次の日にタクシーを手配して雪にある所をと頼んだら、白樺湖まで走行して1万数千円の予定外の出費となってしまったからだ。
正月過ぎと春スキーによく出掛けたが、雪不足の年も体験。ゲレンデからリフト乗り場までソリを担いで5分以上歩いたこともあるし、一晩で1メートルの新雪が積もって雪崩の危険性からゲレンデやツアーコースが閉鎖された出来事も体験している。
中でも忘れられないのが高校時代の志賀高原丸池での信じられない出来事。発哺温泉からロープウェイで丸池に着いたら貸切で大阪から行っていたバスの運転手さんが待ち構え、「はい皆さん手伝って」と雪に埋もれたバスが動けるまで雪かきをしたことである。
今日の写真は志賀高原発哺温泉「ブナ平」のゲレンデだが、傾斜が少ないので初心者向きとして知られたが、俳優の石原裕次郎さんが衝突して足を骨折されたゲレンデとしても有名である。
勿論上りも下りも存在したのだが、ユニークなのは鳥羽へ向かう列車が連結されていたり、王寺駅から和歌山まで各駅停車となって走る列車も併結されていた。
元々は夜行の急行列車だったが、関西線を経由して奈良駅を通るので珍しい列車として奈良県の地元では人気があった。
我が国の県庁所在地でJRの特急列車や急行列車がないのは奈良駅だけと言われ、関西線を走行していたディーゼル急行「かすが」が廃止されてからは寂しくなっている。
昔は「準急列車」という称号も存在していた。東京と名古屋を結ぶ「東海」もあったし、名古屋と大阪を結ぶ「比叡」も走っていた。
高校時代の思い出だが、長野県の志賀高原にスキーに行き、帰路は急行「あずみ」で名古屋まで、そこから準急「彩雲」というSL列車を利用したのだが、早朝に名古屋を発車、いつの間にか眠ってしまい空いていたところからボックス席を独占していたが、午前8時台の通勤時間帯に目が醒めてびっくり。多くの人が通路に立っていたからだった。
その時のバツの悪さは今でも冷汗が出るレベルのものだが、この列車の名称が忘れられない思い出となっている。
前述の「あずみ」という列車には別の出来事があった。正月過ぎに家族で名古屋まで近鉄特急で行き、夜行の「あずみ」に乗車したのだが、2時間も走ったら雪景色が見られると教えていたのに全く雪がなく、松本駅から宿泊先の浅間温泉に行っても雪はなく、子供達からせがまれて次の日にタクシーを手配して雪にある所をと頼んだら、白樺湖まで走行して1万数千円の予定外の出費となってしまったからだ。
正月過ぎと春スキーによく出掛けたが、雪不足の年も体験。ゲレンデからリフト乗り場までソリを担いで5分以上歩いたこともあるし、一晩で1メートルの新雪が積もって雪崩の危険性からゲレンデやツアーコースが閉鎖された出来事も体験している。
中でも忘れられないのが高校時代の志賀高原丸池での信じられない出来事。発哺温泉からロープウェイで丸池に着いたら貸切で大阪から行っていたバスの運転手さんが待ち構え、「はい皆さん手伝って」と雪に埋もれたバスが動けるまで雪かきをしたことである。
今日の写真は志賀高原発哺温泉「ブナ平」のゲレンデだが、傾斜が少ないので初心者向きとして知られたが、俳優の石原裕次郎さんが衝突して足を骨折されたゲレンデとしても有名である。
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