「北斗星」は「カシオペア」が登場するまで人気が高く、チケット入手が困難とされていた列車で、ディナーが２交代制で実施されているレストランカーの情緒は中々の風情が感じられた。
昔、「夢空間」という車両が連結されていた列車があった。上野から「トマム」直行の列車だったように記憶しているが、「トワイライト・エクスプレスのスイートルームのような設備が人気で、それこそプラチナチケットと呼ばれていた。
我が国で走っていたブルートレインは次々に廃止され、それらの車両が東南アジアの国々に転売され懐かしい姿で走っているが、ＪＲ東日本もＪＲ西日本も「ななつ星」に匹敵する観光列車を製造しているので楽しみである。
シャワーでない本物のバスタブをセッティングしたスイートルームも予定されているらしいが、それも間違いなくプラチナチケットみたいになり、宝くじに当たるようなパーセンテージとなると想像される。
新幹線の開通で日本列島が随分と短く感じられることになったが、旅の情緒という観点からすると寂しくなったことは事実で、旅が単なる移動でない企画発想が高まって来るような気がする。
列車内で食事を売り物にする企画も流行しているが、ついに「スイーツ」を売り物にする列車も登場するそうで、女性の人気が高いと想像しながら、あちこちで企画が流行しつつある「婚活列車」も、最近に話題を集めている高齢女性の容疑者事件の影響で参加者が減るかもしれない。
「会者定離」という誰もが知る言葉があるが、ある日何処かで知り合い、やがて夫婦として長い歳月を過ごしてもどちらかが先立ってしまうことは否めず、前にも書いた男女間の比率について再掲しておこう。
妻を送るケースが１５％。夫を送るケースが８５％。その後の余命は男性５年で女性が２０年が平均となっており、我々男性は本当に寂しくなるではないか。身体に異変を感じたらすぐに医療機関に行くことも大切だし、定期的な健康診断と採血だけは忘れないようにしたい。
今日の写真は過日に訪れた佐賀県「呼子」の有名な「イカ」の刺身である。
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