大雪の影響で倒木したところから、県内の送電線が数百箇所で断線してしまった徳島県の集落への取材映像を観たが、料理も出来ないし暖房も止まり、その上にＩＰ電話が止まってしまって通信網が切断され、携帯電話の充電が切れたら完全孤立という事態を切々と訴える住民の方々に同情を禁じ得なかった。
我が家にもエアコンとガスストーブがあるが、後者はファンタイプなので停電となればどうにもならず、キッチンのガスで鍋に入れた水でも熱くするしか暖を取る方法がないことに気付いて深刻になった。
台風シーズンの情報把握も重要だが、テレビもラジオも電気が止まれば駄目だし、パソコンだってバッテリーが切れたらお終いである。
非常用の懐中電灯のために電池を買い込んで来ていたが、灯すだけの役割しかない。非常時を考えると最低３日分の水や食料の準備をして備えるようにという指摘もあるが、冷蔵庫の電気が切れたら問題である。
友人が燃料販売店を営んでいるが、灯油の販売で忙しいという言葉に納得する１週間でもあった。
何が原因は不明だが。一部の大雪の地域では携帯電話がつながらない現象が起きていたそうだ。便利な社会の裏側で一つ変化が生じたら想像もしなかった不便を強いられることになる。それを「想定外」という簡単な言葉で済まされたくはないものだ。
さて、我が家の電話が鳴った。「名古屋からです」「携帯からです」「公衆からです」などの情報アナウンスが流れる機能のある電話だが、「北海道からです」というアナウンスが２回あって切れてしまった。
着信履歴があるので確認したら確かに北海道の局番が記録されている。そこでその番号に掛け直したら、相手は友人でも知人でもなく、単なる「海鮮業者」であることが判明した。
ひょっとしたら掛け直させて電話料金を相手に負担させてビジネスようと仕組んだものしれないが、それが事実なら悪質な商法で、もう１回掛かって来たら電話番号を表記したい心情になっている。
世の中「何でもあり」という言葉が溢れているが、人を騙す商法だけはやるべきでないし、そんな商法を命じられたスタッフが「おかしい」と言えない会社の将来の姿が見えているような気がする。
今日の写真は大雪の広島の光景。広島の「ピピの日記」から拝借した。
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