そんなはっきりと善行と言える行動は少なく、あちこちで献血を行っているバスを目にする度に過去を思い出す。
献血カードも持っていたし、いつも血液検査の結果を確認出来ることも興味を抱いていた。
私は恐怖感が強く、注射針が大嫌いで。通常なら５分も掛からない採血時間が２０分ぐらい要して参った体験がある。
事前チェックでＯＫが出てバスの車内へ入ったのだが、針を刺す血管が細くて腕に見当たらないのだから看護師さんを困らせてしまう。
それでもベテランの方々ばかりなので何とかなるが、針を刺し込んでからがおかしいみたいで、血液の出て来るのが遅くて後から参加された方々に次々に置いて行かれる。
誰かが大きな手術を受ける場合には同一の血液型を確認して輸血が必要だが、最近になって初めて知ったことがあった。それは、赤血球や血小板に限定期間があるということ。どちらかは定かではないが「４日」と「２１日」だったので驚いた。
だから「血液が不足しています」という表示を目にする訳だが、期間が存在していたことを知らなかった人も多いと想像する。
血液検査の時に採血される量と献血時の量ではかなり異なっているが、後者の場合には気分的に貧血になってしまうよう感じがするし、そんなことを言ったら看護師さんに「大丈夫ですから」と笑われたこともあった。
学校のＰＴＡ活動やライオンズクラブでも積極的に献血活動に協力をしている。両者が共催したことも何度かあり、地域をスピーカー付の車で回ったこともある。
もう献血出来るような元気な血液ではないので遠ざかっているが、こんなコラムでも啓蒙をしておきたい。
社会に「バンク」という組織団体がある。「アイバンク」「イヤーバンク」「骨髄バンク」「腎バンク」などがあることも知っておきたいものである。
今日の写真はシドニーの地図。昨日に掲載したホテルが右下の赤字の部分にあるし、オペラハウスが右上にある。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム｢血液のこと｣へのコメントを投稿してください。