勝手な思い込み
娘がアメリカに在住中、二人目の孫が誕生するということで妻を行かせたら、到着してすぐに娘から電話が。
「確認してみたら、旅行保険に加入していないみたいけど、どうなっているの?」
「クレジットカードのメンバーには海外での事故の補償があるということだが」と返したら、「それは事故だけの補償。病気は関係ないの」と言われ、続いて耳にに入った言葉に衝撃が。用事が済んだらすぐに帰国させよと伝えることに。
もしもアメリカに滞在中、病気になって入院手術でもなったら大変な費用が掛かるとのこと。虫垂炎を手術するだけでも数百万円が必要というのだからびっくり。戻って来るまで、どうか病気に罹りませんようにと祈るばかりだった。
クレジットカードのゴールド会員なら、海外での事故死亡時には5000万円ぐらいの保険が保障されているみたいだが、それはあくまでも事故。病気に関するものはないようで、空港を出発するまで旅行保険に加入するのを忘れないようにしたいものだ。
幸せな旅が、そんな不幸に遭ったら悲劇だが、実際に海外の山奥で脳梗塞で倒れられ、ヘリコプターで市街地の病院まで運ばれて入院したら、千数百万円の費用が掛かったという例もあるし、誰もが忘れているのが家族がそのために現地へ飛ばなくてはいけないこと。その航空運賃だけでも大変な高額となるのである。
随分昔のことだが、「是非、ゴールド会員に」と案内パンフが送られてきた時、そんな海外旅行の保障を全面的に表記され、今振り返れば勝手に誤解をしていたような気がしている。