幸せ列車の言葉をそのままに謳っていると言えばイタリアのベニスからロンドンまで結ばれる「オリエント急行」だろう。
正式には「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」と呼ばれているが、18881年に誕生したと言うのだから100年以上の歴史があることになり、1920年から1930年代に最盛期を迎えていたそうで、戦争の状況から運行を停止していた時期もあったが、1982年に復活を遂げてからは垂涎の存在として知られるようになった。
各車両の内部デザインが異なっており、それらはまさに芸術品とも称され、スチュアード
の24時間サービスも定評として語り草になっている。
ベニスからフランスのカレー・ヴィルまで行くと専用のバスに乗り換え、ドーバー海峡の下を走るユーロトンネルを「ル・シャトル」と呼ばれる専用列車で走り、イギリスのフォークストンからは「ブリティッシュ・プルマン」と呼ばれる気品ある特別列車に乗り継ぐ行程となっている。
関西空港とベニス、ロンドン発着の7泊8日の「オリエント急行」ヨーロッパ大陸横断の旅の企画もあるが、768000円と高額なので大変である。
往復ともエール・フランスを利用するそうだが、筆者はミュンヘンからパリまでエールフランスのファーストクラスを利用したことがあるが、日本の航空会社のサービスレベルと比較すれば「月とスッポン」というぐらいの差異を感じ、日本航空や全日空の高レベルなサービス体制を再認識することになるだろう。
上述の旅の企画だが、独りで参加しようとすると列車やホテルの一人対応という負担が増し、それだけで350000円も追加となるので気を付けたい。
車内での夕食はフレンチのコース料理、朝食は指定した時間に部屋までスチュアードが届けてくれる。夢や映画のような優雅な世界が満喫出来る旅。そこには歴史と伝統を誇る感動の列車が存在しているのである。
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