九州にはユニークな列車が多く、その大半の設計を九州新幹線で知られる「水戸岡鋭治」氏が担当されている。
カウンターバーのある「A列車で行こう」や「指宿のたまて箱」は古い列車を改造されたものだが、鉄道ファンには人気が高く、わざわざその列車に乗るために旅をする人もおられることを専門雑誌で知った。
「撮り鉄」や「乗り鉄」という鉄道ファンの存在が知られているが、寝台列車のラストランやSLを撮影される人達が多く、そのマナーについて物議を醸した出来事も少なくなかった。
九州新幹線の開通で、在来線の方は不便になったところが多く、新幹線でも博多、熊本、鹿児島中央駅を除く途中の駅周辺への効果は低かったようで、明暗が分かれた寂しい現実も伝えられている。
八代から川内(せんだい)までを結ぶ在来線は、かつては特急「つばめ」や「リレーつばめ」が走っていたが、新幹線開業と同時に鹿児島本線のこの部分は「肥薩おれんじ鉄道」として分離され、最も新幹線の開通によるマイナスとなった地域と言えるだろう。
そんな「おれんじ鉄道」に、来春からユニークな列車が走るというニュースがあった。詳細は10月に発表されるとのことだが、冒頭の「水戸岡」氏が設計を担当され、約120キロの行程を3時間掛けて走るというゆっくりとした企画が組まれ、列車名が「おれんじ食堂」だそうで、走り始めたら利用したいと思っている。
九州内の様々な特急列車を利用したが、観光的な列車は改造された車両が多く騒音が激しいのが気になるが、車両の内部はユニークで斬新な発想なので驚かされる。
昔、博多から熊本まで「つばめ」を初めて利用した際、グリーン車にいた女性車掌さんの制服に魅力を感じ、帰阪してから改めて九州まで出掛けたことがあった。
それは、自社の女性スタッフ達の制服を模索していた事情があったからだが、九州内を走る特急列車の車掌さん達の制服も異なっていて興味深いものである。
「由布院の森」という観光列車が走り始めた頃に乗車したら、乗車券を確認にやって来た車掌さんがテンガロンハットで西部劇みたいなスタイルなのでびっくり。乗客達が記念写真を要望していた光景が思い出される。
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