トップページに画像が出て来るが、今、ロンドンではパラリンピックが開催されている。病の後遺症から障害を持った筆者だが、熱い戦いを繰り広げる選手達を見る思いは健常者とは違った観点があり、短距離走や水泳、またテニスなどを見ながら生ある喜びに感謝しながら感動していた。
ブラジルの次の開催地を巡って立候補しているのはスペインのマドリッド、トルコのイスタンブール、そして我が国の東京だが、過日に50万人の人達を集めた銀座でのパレードに対して、どうしてパラリンピックの終了まで待てなかったのかという識者の声も少なくないそうで、それからすると東京開催には大きなマイナス要因になったと言えるようで残念である。
オリンピック招致には不可思議な商業ベースが秘められており、これまでに物議を醸した出来事が山ほどあるが、かつての大阪市や東京都の莫大な費用が実を結ばなかった歴史もあるし、冬季オリンピックの後で惨憺たる結果となった長野県の地元の皆さんの嘆きの声も忘れたくないものである。
銀座のパレードには腹立たしい中継映像があった。関西の恥とまで言われる品のないミヤネヤという番組だが、取材のためにバスに同乗させたリポーターが「メダルを噛んでください」というカンペを見せたり、それをメダリスト達に強制するので嫌がって避けようとする映像には低次元なメディアの真骨頂を目にした思いを抱いた。
プロデューサー、ディレクターなど制作に携わる人達を含め、この番組の司会を担当する宮根氏の羞恥のレベルに唖然としながら、関西の冗談は吉本の範囲内にしておいてくれと伝えたくなった。
4年後の開催されるブラジルは地球儀で確認すれば理解出来るが、日本からすると裏側になる。飛行機の最短時間でも28時間という長距離となり、機内で崩さない体調管理も重要だが、12時間という時差の解決が心配になる。
30数年前にブラジルまで飛んだことがあるが、アンカレッジ、ロサンゼルス、ペルーのリマを経由してリオデジャネイロに入り、そこから乗り換えてサンパウロに到着したのは羽田を離陸いしてから36時間後だった。
不相応に贅沢をしてファーストクラスを利用したが、10日間の滞在でも時差ボケに悩まされたのは忘れられない体験だ。選手達にはそんな対応も十分に考えて対処して欲しいと書いておこう。
大阪に桜の名所として知られる大川沿いというところがある。JR大阪環状線「桜ノ宮駅」が最寄となるが、あの造幣局の通り抜けでも有名である。
ある時、近くに所用があった帰路、ちょっと散歩をと立ち寄り、何回か入ったことのある蕎麦屋さんへ入ろうとした時、悪いものを見てしまったという嫌な体験に出遭ってしまった。
帝国ホテルと隣接するビルの1階を歩いていると、前方から歩いて来るペアが異様な感じ。男性はスキンヘッドでタキシード姿。横に並ぶ背の高い女性は和服姿だったが、すれ違いの際に目に留まったのは、彼女の襟の部分に見えた黒い図柄のタトウで、一瞬に背筋がゾッとするようなイメージを抱いた。
恐らくホテルで行われる結婚披露宴に出席する出で立ちなのだろうが、若い女性の首筋に見えるタトウを目にしたのは初めてのこと。電車の中で前に立った若い女性の手の甲に花のタトウがあるのを見たことがあるが、それは色もあってアクセサリー的な感じもあったが、首の黒とは衝撃の世界で、それから食した蕎麦の味がいつもと随分と違っていたようにも感じられた。
銭湯で芸術的な刺青を背負う人達に会うこともあるが、昔から「我慢」と別名があったことから掘り込む際にはかなりの痛みがあると想像しながら、作者である「彫師」の芸術性に驚く光景でもある。
昔、近所の高齢者が「女次郎長」と呼ばれて有名だった。不思議と小学生から中学生時代の筆者を可愛がってくれ、出会う度に小遣いを貰ったので印象に残っている。
その女性が亡くなられたのは、筆者が30歳を迎える前のことだったが、送り手の少ない寂しい葬儀であった。
我が大阪市の橋下市長が職員の刺青問題で喧しい話題を提供してくれたが、古く遡ると、禁止されていなかった職業があったことを本で知ったことがあった。それは、江戸時代の火事場で纏を振るので知られる「火消し」で、巻き込まれてしまった際、血液型やDNAもない時代なので、被害者の判別に役立ったからだそうだった。
知人の中に趣味で刺青を背負っている人物もいるが、温泉地やゴルフ場の大浴場に入れないので「若気の至り」と昔から後悔している事実もある。
人は齢を重ねるもの。「健さん」や「富司純子」さんの現役時代の映画は格好いいが、90歳以上の年齢になればどうなるのだろうかと心配する。人生には輝かしくスポットライトが当たる時代や花が咲く時代もあるが、晩節には何かに気付くことになる。そんな時の悟りを謳った格言的言葉として伝わるのが、「小の月」「大の月」を語呂合わせにした「西向く士 精尽きて いざ五七夜の十王経」である。
「2・4・6・9・11」「1・3・5・7・8・10・12」でお分かりになりますでしょうか?
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筆者の自宅のポストには様々なポスティングが届けらるのだが、目立って多いのが宗教に関する投函物で、それはそれで全てを拝見しながら学ばせていただいている。
先日、「かめかむか」さんが「高倉健」さんのテレビ出演に触れられていたが、謙虚と礼節を重んじられる「健さん」に因んで「低い心に幸せが集まる」と題された一文を紹介申し上げるが、くれぐれも一宗教を宣伝するものではありませんので誤解のないように。
「ステキな人生にしませんか?」と見出しが付いたそれは「天理時報 特別号」で、「二宮勝巳」さんという方が書かれたもので原文のままです。
とかく人間というのは、人より上になりたがるものです。少しでも上の役職につきたい、人より大きな家に住みたい、人よりお金持ちになりたいなど。これがこれが向上心であるうちはいいのですが、ちょっとばかり人より多くのお金を持ったり、大きな家に住むようになったりすると、心が高くなりがちです。自分が人より偉いように思って、人を下に見てしまうのです。これはとても悲しいことです。
低い所へ物が集まってくるというのは、この世の法則であり事実です。低い心には、幸せが集まってきます。では、どうすれば心を低くすることができるのでしょうか。
たとえば私は、人にお話をすることはできます。でも、そのときに着る背広一枚も作ることはできません。腕時計もつくることができません。もちろん、住んでいる家を建築するなどということは到底できませんし、毎日頂く食べ物さえつくることができません。
私一人では、何もできません。家族や知人はもちろんのこと、名前も顔も知らないたくさんの人々のお世話になっているからこそ、いま、こうして暮らしていられるのです。このことを考えると、自分が足りないとうことに気が付きます。そして、自分の足りなさが分かれば分かるほど、心が低くなれるのです。
相手の心を変えようとする心は、高い心です。まず自分の心を変えようとする低い心によって、相手の心もだんだんと変わってくるのです。低い心になりますと、人の言うことが聞けます。素直な心で受け入れることができます。高い心では人の言うことが聞けなくなってしまうのです。低い心に自分を変える。そうすれば必ず、幸せな暮らしが訪れるでしょう。
明日、筆者はこの「幸せ列車」のトップページに掲載の「中村美律子」さんとコラボをされる大正琴のコンサートを聴きに京都へ出掛ける。きっと至福のひとときとなるだろうと楽しみにしている。
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