ちょっと目的があって尾道へ出掛けようと考えており友人を誘ったら、彼は昔から時刻表マニア。驚く提案をしてくれたので紹介を。
新大阪から新尾道まで行くには、新尾道には「こだま」しか停車しないので不便であり、「のぞみ」で岡山駅か福山駅停車で乗り換えることになるが、どちらも1時間32分の所要時間で料金が片道「8270円」となっている。
彼の提案は、急ぐ旅でないのだから「こだま」を利用するべきと言うもの。所要時間は2時間2分と30分余計に掛かってしまうが、「こだま」の料金が片道「8070円」なのに、「トクトク切符」という企画があり、前日までの購入で往復指定となる条件付だが、なんと往復で「10000円」というのだから驚きである。
通常料金を支払っていたら馬鹿らしくなってしまう。こんな裏技があるとは初めて知ったこと。これまでにあちこちへ出掛けたが、随分と損をしていたように思っている。
また、子供を同伴する場合、一律「3000円」だし、駅レンタカーが「2000円」で24時間借りられるのもびっくりではないか。
これも友人に教えて貰ったことだが、新大阪から東京へ行くのに「のぞみ」より25分ほど余計に要するが、一週間前までに購入という条件付で「ひかり」のグリーン車利用で「14000円」という企画もあるそうで、「のぞみ」の普通車指定で「13850円」なのだから気分的に得をしたように思えるだろう。
一方で、格安航空会社の登場で日本航空や全日空の航空運賃が随分と安く購入可能となった、特にネットによる早期購入には割引率が高く、一昔前では想像も出来なかった金額である。
ネットのない時代、大阪から千歳までスーパーシートで往復したら8万円をオーバーしていたが、今では2万円以下という料金でも売り出されている。
エア・アジアが韓国便就航に際し、記念として1000円以下の料金を発表して話題を集めていたが、友人達がネットでアクセスしてもつながらなかったとぼやいていた。
東海道新幹線と山陽新幹線の利用者数の差異は想像以上のもの。東京から何度も最終の「のぞみ」のグリーン車で帰阪したことがあるが、いつも10人ぐらいの乗客の姿があった。しかし、博多からと小倉から最終の「のぞみ」のグリーン車に乗ったら、新大阪まで一人ぼっちだったので落ち着かず、寝ることも出来ずに疲れた体験もあった。
東海道を走る「こだま」は16両連結されているが、山陽新幹線では一部を除いて8両と6両になっている。しかし、「ひかり」のレールスターや九州新幹線に入る「さくら」「みずほ」「つばめ」の普通車指定席は東海道新幹線のように「2+3」シートではなく、「2+2」シートになっているし、「こだま」の指定席を2人で購入すると、もしも3人掛けのシートが連結されている車両の場合、「A席とC席」の指定がなされ、中央の「B席」が販売されていないのも面白い。
ネットの世界は便利である。列車や航空機の空席情報から予約まで可能で、昔では信じられない時代となっている。
筆者は全国各地へ講演旅行をしていた過去があり、全国の大半の特急列車を利用していたが、ネットの中の「ハイパーダイヤ」という検索ページが便利で、発駅と着駅に続いて時間帯を打ち込めば瞬時に利用出来る列車や料金が表記されるので重宝している。
そんなハイパーも、時にはどうなっているの?という不思議な行程を出してくれるのでびっくりするが、それも愛嬌として許容している。
ある時、JR大阪環状線の寺田町駅から近鉄線の八木駅まで打ち込んだところ、常識的には鶴橋駅乗換えなのに、5件の内の1件が天王寺へ行き、阿倍野橋駅から近鉄南大阪線を利用し、橿原神宮で乗り換えて八木に行く行程が出て来て驚かされた。
一方で、所用があって北海道のJRを打ち込んでいたら、それはないだろうという信じられない情報が表記されたので紹介しよう。
苫小牧駅を夕方に出発して登別に向かう列車を調べていたのだが、この40.5キロの区間を特急「スーパー北斗」なら24分で結び、810円の運賃と閑散期特急料金910円と合わせて1720円なのだが、中に寝台特急列車「北斗星」が29分間で表記され、810円の運賃の他に「A寝台上段」の料金10140円が出て来た。
随分前に札幌から上野までこの寝台特急を利用したことがあるが、17時間をオーバーする乗車時間は大変で、絶対に一人で乗るべきではないと実感した。
その乗車記念にと、車内で販売されていた「北斗星」のヘッドマーク入りの懐中時計を購入し、講演の際に演壇の上に置いて便利に活用していたが、名古屋のホテルで講演した際に忘れ、10分後にティルームで気付いて会場に戻ったら消えていたので忘れられない思い出となっている。
大阪からは日本海回りで「トワイライト・エクスプレス」の存在があるし、上野と札幌間は「カシオペア」が登場して人気が高いが、如何に「乗り鉄」の人でもペアでの利用をお勧めする。
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「かめかむか」さんのコラム内容からするとレベルダウンが著しいが、「書く」ことは恥を「掻く」ことだと割り切って送信キーを押す覚悟を。
過日に「かめかむか」さんが「野口英世」博士のことに触れられていたが、30年ほど前、南米を周遊したことがあり、ペルーのリマからリオデジャネイロを経てサンパウロに入り、10日ほど滞在したが、野口英世博士のことを現地で知る由もなく、書かれていた史実を知って日本人の一員として恥ずかしい思いを抱いているが、福島県に行った際、博士の実家の記念館に立ち寄り、そこで博士とお母さんがやりとりされた手紙の内容に涙したのを記憶している。
字が書けなかったおかあさんが懸命に文字を習得されるためにご苦労をされた事実に何とか「伝えたい」という母の愛情を感じたが、博士の命終が日本ではなく遠い外国だったことが残念なこと。小学校時代に読んだ「伝記」を懐かしく思い出した。
文字というものは、読んだ側の受け取りを方考慮してしたためるもの。誤った表現をしてしまうと大きなイメージダウンにつながってしまうので気を付けたいものだ。
筆者は散歩に出掛けた際に飛び込みで立ち寄ってしまう飲食店が多く、昼時の混雑時間を避けて午前11時半頃に早めの昼食ということが多い。
そんな時間帯だが、店内では開店目前の準備に追われている場合が多く、入り口に「準備中」の看板が掲げられていることもあり、中には「心を込めて準備中」もあったし、「まだダメ」と黒い板にチョークで書いていた店もあるのだから面白い。
上述の「心を込めて準備中」の店は、開店と同時に看板表示が「一所懸命営業中」となり、そこに店主のハートが伝わってくるようである。
ヨーロッパを旅行した際、宿泊したあるホテルのバスルームに掲示されていたステッカーの内容に感じ入ったことがあった。英語、中国語、日本語の三種類で表記されていたが、次のように書かれてあった。
「タオルは十分にご用意してありますが、クリーニングを必要とするものだけを専用籠にお入れください。クリーニングは洗剤を使用します。地球環境を汚すことになりますのでよろしくお願い申し上げます」
それを読んでタオルは最低限度の使用に止めたが、お願い事でも表現の仕方で結果が大きく異なることも事実である。
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