ピーチ航空やバニラ航空などのLCCの航空会社で、パイロット不足から多くの便を欠航させると発表して物議になっていたが、成田空港を拠点として設立進出予定の中国の春秋航空も同様の問題から就航予定が延ばされ、予約していた人達に多大な迷惑が及んでいる。
今日の朝刊に春秋航空就航記念と謳って、びっくりするような料金で中国への旅行企画が掲載されていた。現地で4泊をして往復の航空運賃を含んで2万円足らずなので信じられないが、天下の新聞に広告を掲載しているのだから眉唾ではないだろう。
航空運賃に早割という言葉が出て来たのは随分昔のことだが、その後にLCCが次々に登場して航空業界が混沌としている。
国際線では燃料費を乗客に負担させるサーチャージという設定が一般化されつつあるが、さすがに産油国の航空会社は少額になっているが、我が国の航空会社は高額となっている。
航空運賃の競争が激しく、キャンペーン企画のオーストラリア往復料金でサーチャージの方が高いという信じられない設定も出ているので驚くが、前にも書いたように航空運賃は20数種類の設定があり、同じ航路を正規料金で利用すると最低価格の5倍ぐらいを要することも生じてしまう。
ファーストクラスとビジネスクラスを利用する乗客があるからエコノミ―クラスの運賃が安くなるという専門家の指摘もあるが、最近の傾向にはファーストクラスを撤去してビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス制を設定する航空会社が増えている。
一方で、ファーストクラスを利用する人達も存在することは確かで、グレードをアップさせてスイートと呼ぶ航空会社も少なくない。
希少価値から人気の高い鹿児島の焼酎に「森伊蔵」があるが、日本航空ではファーストクラスとビジネスクラスを利用した乗客向けに一人1本という機内限定販売をしている。
「森伊蔵」が飲みたかったら指宿の「白水館」に宿泊すればいっぱいある。友人夫妻と一緒に利用した際に友人が嬉しそうに飲んでいたことを思い出す。
昔から焼酎を飲めなかった私だが、昨年の2回の入院からアルコールが一切厳禁となった。風呂上がりのコップ一杯のビールの味と、深まる秋に日本酒を味わう情緒だけは知っていたが、こんな状況になった現実は寂しい限りで、国際線のラウンジや機内でのアルコールが飲めないのは本当に勿体ない思いがする。
そうそう、機内食は宗教的な特別設定もあるし、低コレステロールや糖尿病などの対応を提供してくれる航空会社もある。
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