へら鮒釣りの竹竿である「へら竿」の歴史は初代竿正に端を発しています。
竿正は明治維新の頃、大阪へ出て竹細工を業としていましたが、明治15年に竿師となりました。その後、長男が明治40年に弟子となって二代目竿正を継ぎ、初代の没後は主にチヌ竿を作っていました。
へら竿の創業者といわれる竿五郎は大正13年、二代目竿正の弟子となり、5年間の修行の後、昭和4年に独立をしてチヌ竿を作っていましたが、出入りをしていた竹材店に細くて張りのある高野竹が入荷しているのに目を付け、これを使用することによって初めて「へら竿」を完成させたのでした。
当時、大阪で働いていた源竿師(げんかんし)は竿五郎と親交があり、縁あって友人であった師光と共に竿五郎に入門して、その後のへら竿の発展の礎を築きます。これがへら竿の歴史の始まりです。(紀州製竿組合HPから)
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