「ブラック」は暗いとか、悪いとかマイナスのイメージが伴う言葉である。
ブラックリストと言えば、警戒を要する人物・団体の一覧表、ブラック企業と言えば、社会的問題を起こしている会社のことを指す。世界同時株安はブラックマンデー、ウォール街大暴落はブラックサーズデーと例に事欠かない。
一方、ブラックコーヒーと言えば、渋い大人の飲み物を連想する。では、ブラックフライデーはどうだろうか?
ブラックフライデーは言わばビジネス用語。この場合のブラックは黒を意味する。ビジネスで黒というと…そう、黒字!
アメリカで感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことを指す。正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、伝統的に一年で買い物が最も多くなるクリスマス商戦の開始日である。
米国ワシントン州シアトルに本拠を構えるインターネット通販最大手のアマゾンでは、このブラックフライデーの期間、臨時に大量の人を雇い入れて昼夜休みなく発送作業が行われている。
そうなると、運送会社も大量の人を臨時雇用して対応する。昨年、米国のブラックフライデーでのネット販売が10億ドル(約821億円)を突破、その首位がアマゾンだったそうだ。
注文の品をテキパキと処理して発送しないとロスが生まれ、大きな損を被るから、アマゾンは従業員に対して厳しいルールを課している。
アマゾンの「従業員がこれを守らないとクビになる10のルール」をご紹介。
1.口紅は使用禁止
2.原則としてガムは禁止
3.飲み物は水のみ許可
4.包装紙やテープを使いすぎないこと
5.のろのろと働かないこと
6.病気にかからないこと
7.出勤・退勤の猶予は7分
8.私語は慎むこと
9.時計着用は禁止
10.遅刻厳禁
上記の10か条は違反をするごとに1点減点され、6点減点になると(6回違反をすると)クビとなる。これら以外の違反についてはポイント減点はないものの、名前とバッジ番号が(ブラックリストに)控えられるとのこと。(さらに詳しくはこちら)
アマゾンは朝、注文すれば即日配達などの革新的な施策で他を圧倒するネット通販企業になった。しかし、その便利なシステムの裏では大変な努力、苦労、忍耐、統制があるようだ。
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