先日、母校を久しぶりに訪問したのだが、私のずーっと後輩にあたる女性が現在、カンボジアの孤児院の世話をしていて、日本各地で孤児たちの絵画展を開催しているというので友人と共に観に行った。
スナーダイ・クマエ絵画展と銘打って東京、神戸、そして今度は名古屋でも開催すると聞いた。「スナーダイ・クマエ」とは カンボジア人の手によるものという意味で、1998年にカンボジア内務省によって登録された児童養護施設である。
管理・運営はカンボジア人によって行ってゆくことを目指しているが、現在はその後輩女性が代表を務め、他にカンボジア人スタッフが5名、児童数は23名である。
彼女のブログ「カンボジア~スナーダイ・クマエのブログ~」の最初のところに次のように記されていた。
孤児院のこういったイベントを日本で行うのには3つの理由があります。彼女がどうのようにしてカンボジアとの関わりを持ったのか、少々興味があった。彼女のもう一つのブログ「いままでと、これからと - A day in my life -」に書かれていたが、卒業を目前にして就職活動もせずに実家でのんびり過ごしていたところ、お母さんに「カンボジアに行ってみない?」と言われたのがきっかけと知って驚いた。
1つ目は、長期支援者の皆様に子どもたちや今の孤児院の様子を日本で感じて頂く機会を作ること。
2つ目は、まだカンボジアについて、そしてスナーダイ・クマエについてよくご存じでない方に興味を持って頂くこと。
そして会場での物品販売による売り上げを施設運営費としてゆくこと。
お母さんの知人がカンボジアに中学校校舎を建設したので、オープニングセレモニーに行かないかと誘われたらしい。当時、彼女は友人たちと卒業旅行の行き先であれこれと迷っていたのだが、お母さんがスポンサーになってくれるということでカンボジア行きを決めた、それが彼の国との出会いらしい。
けっこう軽いノリで関わってしまった(失礼)ようであるが、まさかその時は今の自分の姿は想像できなかったことだろう。人生とは不思議なものだ。だからこそ面白いのだが。。。きっとカンボジアと赤い糸で結ばれていたに違いない。
実はその後輩と会うのは今回が初めてだった。もう少しゆっくりと話をしたかったが、訪問客も次々と来られ、こちらも次に行く予定があったので、今後の協力を約束して別れた。
幸せ列車で協力できることは限られていると思うが、何もしないよりまし?だろうと思って、せっかくなのでこのWEB上でいくつかの孤児の作品をご紹介してみる。こちらをクリックしてギャラリーにお進みください。
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