ランドセルは日本特有のものかと思っていたが、調べてみると
ランドセル(オランダ語:ransel)は、日本の多くの小学生が通学時に教科書、ノートなどを入れて背中に背負う鞄である。どうやら元々はオランダで生まれた今風に言えばリュックサックかバックパックが起源のようだ。
しかし、このランドセルほど日本にしみついた文化はない。ランドセルは馬車や人力車での登校を禁止した明治18年に学習院で採用されて以来、日本の小学校のシンボルである。
さて、そのランドセルがにわかに脚光を浴びているという。
事の起こりは、米女優で歌手のズーイー・デシャネルさんが今春、ニューヨークで赤いランドセルを背負って歩いている姿がメディアで報じられてからだ。
過去にも、デシャネルさんの愛用するバックパックが人気商品になったことがある。
デシャネルさんのランドセル姿は日本のテレビでも取り上げられたほか、インターネットでも話題となった。
その影響で、日本に来た観光客がランドセルを土産に買って帰る人が激増しているそうだ。
関西国際空港にある土産物店では4月にランドセルの販売を開始したが、ある店舗では1ヶ月に約120個が売れたという。
日本のランドセルの形は大きく変わっていない。
あの独特の形状はもはや日本文化の一つと言ってもよいだろう。
これがまた世界に向けた文化発信になればいい。ランドセルも売れる。
小学生しか顧客がないランドセルメーカーや業界も驚いている。新しい需要につながれば面白い。
世の中どこで何が起こるかわからない。
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