英スコットランドで、18歳の少年が崖から池に飛び込んで溺死した。
英スカイニュースは、この少年が世界的ブームになっている難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の支援運動「アイス・バケツ・チャレンジ」に加わっていて事故死したと報じた。これが事実なら、同運動で初の死者となると報道は伝えている。
だが、それは誤りである。この奇妙な運動の発案者の一人が、米マサチューセッツ州の海で、波止場の2階建てビルから港に飛び込み溺死したのが、初の死者である。
水をあなどると恐ろしい結果を招くことは、人類の教訓として肝に銘じておかねばならない。
貴重な水を無意味に浪費していく有様はもう見るに堪えない。
それを皮肉くるかのように、戦乱の続くガザ地区では、住民が瓦礫を頭からかぶって「われわれは支援と必要としている」と訴えた。
ロケット弾などイスラエルからの攻撃で2000人以上が死亡しているガザに住む人々は、その惨状を訴えるため瓦礫をかぶる運動を始めた。
発起人のジャーナリストは瓦礫をかぶる動画のコメントにこう記した。
こんにちは。私はアイス・バケツ・チャレンジの試みが気に入ったので、パレスチナバージョンを作りたいと思います。私たちも本当はバケツで水をかぶりたい。ですが、私たちにとって、水にはかぶるよりもっと大事な使い道があります。仮に水があったとしても、凍らすのはもっと難しい。なんかいいものはないかと周りを見回したら、ご覧のとおりです(周りには瓦礫の山)。これを、氷水の代わりに使いたいと思います。水の大切さが伝わってくる。一方、広島県で起きた土砂災害を経験したわれわれは、水の脅威も知っている。
せめて、日本人だけでも。。。
もうおろかな水かぶりはやめようではないか。
そして、心静かに目を閉じて自分の為すべきことを考えてみよう。
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