中国・安徽省(あんきしょう)で、死亡を宣告された男の赤ちゃんが、葬儀場で泣き出し、生きたまま火葬される直前で救出された。
だがその後「火葬寸前でよみがえった赤ちゃん」が死亡したと地元が報じた。
20日、安徽省で赤ちゃんが火葬される寸前に泣きだし救出される事件があった。赤ちゃんには先天的な障害があり両親も治療を放棄、医師も死亡と診断していた。(死んでいないのに火葬のための死亡証明書が発行された)
救出された赤ちゃんは再び治療を受けたが22日に死亡が確認された。病院側は北京から招いた著名な小児科専門医が適切な治療だったと認めていると発表した。しかし、最初に死亡診断を受けた19日の夜、赤ちゃんは一晩病室に放置されていたという。
火葬寸前に赤ちゃんは泣いた。赤ん坊が泣くのは当たり前だが、この泣き声は「命を奪わないで。生きさせて」という小さな命の悲願に聞こえる。せめて最後の一夜は暖かく見守ってあげようという気持ちは起きなかったのか。
「命をそんなに軽く扱ってよいのか」と憤りを感じるが、これは人事ではない。「人の道」を外す行為は一生悔いを残す。もっと恐いのはそれに慣れてしまうことだ。
一度コースから外れてしまうと容易に元に戻れない道。これだけは何が何でも外さないようにしよう。この世に縁を与えられなかった赤ちゃんのご冥福を祈ります。
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