列車のニュースは外せないのが「幸せ列車」のポリシー(?)である。
最近は豪華な鉄道の旅プランが続々出てきた。その背景にはスローライフの見直しがあるように思う。
65歳のいわゆる高齢者をターゲットにして「長い間、お仕事お疲れ様でした。これからはゆっくりとのんびりと人生を楽しんでください」というメッセージを込めたものが多い。
余生を楽しむには安全な鉄道の旅が格好。しかも、これまでにないリッチな体験をすることができる。
というわけで、ローカルな話題ではあるが、近畿日本鉄道(近鉄)は大阪、名古屋と三重県の伊勢・志摩を結ぶ新型観光特急の「しまかぜ」を来年3月21日から運行すると発表した。
イラストのように、ゆったりした座席や和風・洋風など多様な客室を備えている。伊勢神宮で20年ごとに開かれる式年遷宮が来年あり、観光客誘致の目玉に据える。
一般車両の座席は、東海道新幹線のグリーン車のシートより広く、前後間隔を従来より約2割広い125cmで3列に配置。本革を使い、ふくらはぎを支える電動のレッグレストや電源コンセントなどを付けた。
他にも、全車両に横揺れ軽減装置を備え、乗り心地を向上させるなど、快適に過ごせる工夫を随所に盛り込んでいる。
また、和洋の個室やグループ向けのサロン席、沿線の名産を味わえるカフェを備えている。
定員数を従来の特急と比べて約半数の138人に抑える一方、総工費は約1.5倍の37億円をかけて広い座席とくつろげる空間を目指して設計したという。
当然、気になるのは料金だが、乗車運賃と特急料金に加えて、特別車両料金も必要になる。乗車キロ80kmまでで700円、81~140kmで800円、141~180kmで1,000円、181km以上で1,100円となるそうだ。
「しまかぜ」で全区間乗り通した場合の合計金額(運賃・特急料金・特別車両料金)は、大阪難波~賢島間が4,810円、近鉄名古屋~賢島間が4,480円。和風個室・洋風個室を利用する場合は別途、1室1,000円の個室料金が必要となる。
ビックリするほどの値段ではないので、話のタネに、伊勢神宮にお参りする方にはお奨めかも知れない。(近鉄の回し者ではありません)
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