国立国会図書館は、歴史的音源を検索できるサイト「れきおん」に、1900~1950年ごろの約1万点の音源を追加した。
東郷平八郎や近衞文麿の演説などがネット公開されている。
国会図書館と提携図書館(125館)内で聞ける全音源約4万8700点のうち、ネット公開されているのは約1090点。
館内限定だった音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了が確認できた約300点が新たに加わった。
追加されたのは主に演説と朗読。
東郷平八郎による「講演:連合艦隊解散式訓示」(1933年)、近衛文麿の演説「重大事局に直面して」(1933年)、坪内逍遥による「ハムレット」の朗読(1933年)などが含まれる。
■新たに公開される音源の例
<インターネット公開>
○東郷平八郎『講演:連合艦隊解散式訓示』
○近衞文麿『演説 重大時局に直面して』
○松岡洋右『三国同盟調印より帰りて』
○坪内逍遥『朗読:ハムレット(生死疑問独白の場)』
<館内限定公開>
○河西三省『日本放送協会著作権所有:水上競技実況放送(女子二百米平泳決勝)』
...「前畑ガンバレ」で有名なベルリンオリンピックの実況音源
○丸山明宏(美輪明宏)ほか『イタリア映画「道」主題歌ジェルソミーナ』
○熊本県民謡、中山嘉子[唄]、豊吉[三味線]ほか『キンキラキン』
これは必見、いや必聴ですよ。(こちら⇒れきおん)
その昔、うっかりキーボードを押してコンピューターを再起動させてしまうことを防ぐため、初期のIBMコンピュータを設計したエンジニア、デービッド・ブラッドリー氏はログインのためには両手を使う必要があると考えた。
そこで思いついたのが、片手ではけっして届かない距離にあるキーを同時に押すという方法。それがCtrl+Alt+Deleteであった。
WINDOWSパソコンのキーボードの左下にある「Ctrl」(コントロールキー)と、その2つ右にある「Alt」(オルタネートキー)を左指で同時に押しながら、そこからはずっと右にある「Delete」(デリートキー)を右指で押す。
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、この3つのキーを同時に押してコンピュータにログオンする方式は失敗だったと認めた。
ゲイツ氏は9月21日、米ハーバード大学の寄付集めキャンペーン開始の式典に出席した際の質疑応答で、聴衆からの質問に答えて「ボタン1つにすることも可能だった。しかしIBMのキーボードを設計した人物が、ボタン1つにしたがらなかった」と打ち明けた。
当時マイクロソフトは、大型コンピュータで世界的な勢力を誇ったIBMがパソコンビジネスへの参入を決めるにあたり、マイクロソフトが開発したOSを採用してもらって手を組んでやろうとしていた頃だ。(それがPC-DOSとなる)
まだ零細企業だったマイクロソフトが天下のIBMにOS(基本ソフト)提供するというニュースに世界は驚いたが、この時に、マイクロソフトはPC-DOSを自社単独でも販売することでIBMの了承を取り付けていた。
そしてこれが、マイクロソフトの現在の大成功と隆盛につながるのである。PC-DOSをほぼそのまま、MS-DOS(マイクロソフト・ディスク・オペレーティングシステム)として売り出した。
現在、世界で最も多く使われているパソコンOS「WINDOWS」の先祖がこのMS-DOSである。
この事件以来、パソコン販売で先行していたスティーブ・ジョブズ氏率いるアップルコンピュータはマイクロソフトの戦略の前に、一気にシェアを奪われていく。
話を戻すと、WINDOWSパソコンは今でもCtrl+Alt+Deleteの組み合わせが生きており、最新の「WINDOWS 8」でもコンピュータをロックしたりコントロールパネルにアクセスする手段として使われている。
この3つのキーの組み合わせは基本的なセキュリティ対策を意図したものだったとゲイツ氏は説明し「そこで我々は、低レベルのプログラミングをして、あなた方に強制した。あれは失敗だった」と両手を挙げて見せ、聴衆の笑いと拍手を誘った。
一方、元IBMのブラッドリー氏は2011年の講演で「自分のやったことがこれほど象徴化されるとは思わなかった。発明したのは私だが、有名にしたのはビル(ゲイツ氏)だと思う」と述べている。
マイクロソフトにパソコンのシェアを奪われたアップルコンピュータは業績が低迷して経営危機に陥っていく。だが、その十数年後に、パソコンの次の地位を狙うモバイル情報機器を前面に出して業界に旋風を起こすことになる。
最後まで「勝ち負け」はわからないものだ。
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安倍首相が「ハーマン・カーン賞」を受賞した。ハーマン・カーン賞とは、国家安全保障に献身し、創造力や先見の明のある指導者に毎年与えられる賞なのだが、外国人では初受賞とのことだ。
これまでの受賞者はことごとく米国人が占めており、ロナルド・レーガン元大統領、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官、ディック・チェイニー元副大統領、ジョージ・シュルツ元国務長官などが名を連ねている。
この賞を授与する米ハドソン研究所は「今年は“伝統と決別”し、日本の経済活力を復活させるために必要な改革を進めている力のある“変革型リーダー”として表彰する」と発表していた。
ハドソン研究所はワシントンにある保守派のシンクタンクで、1961年にハーマン・カーン氏によって設立された。(ハマー・カーンというプロレスラーもいたが何の関係もない)
そのカーン氏だが、もともと大学で物理学を専攻し、卒業後ランド・コーポレーションで物理学者として道を歩んだ後、核戦略について執筆。その後、日本を含めた地政学を研究するようになった。
独立した翌年に「日本は経済超大国になる」と予測した。1970年には『超大国日本の挑戦』を執筆し「日本は技術力と金融力をもった経済大国になることに疑う余地はなく世界的軍事力と政治的影響力を勝ち取る可能性が高い」と述べている。
さらに「21世紀は日本の世紀」と断言したことで有名である。
この中で前半の経済大国になるという予測は完全に的中した。後半の軍事力、政治的影響力については完全に外れた、というかその兆候すらない。但し、民主党政権が終焉を迎えた約1年前までは、の話である。
今はわずかながらカーン氏の後半の予測が何らかの形で動こうとする“兆候”がある。これを危険とする国民もあれば、自立の道と歓迎する国民もあり、多種多様な思惑が入り混じった状態にある。
そして、消費税増税の可否の結論がまもなくでる。増税なら「吉」よりも「凶」になる可能性が高いと思う。少しオーバーかも知れないが、カーン氏の後半の予測「日本の軍事的、政治的影響力」が未来にあるとすれば、この増税の可否の結果、安倍政権が安定するか否かにかかってくる。(ような気がする)
最後に、忘れないように書き留めておこう。
東北楽天イーグルスがパ・リーグ優勝に輝いた。楽天は27日午前0時から「楽天市場」で記念セールなどを始めた。セールは30日の午前2時ごろまで続く。
一部商品は楽天の星野仙一監督の背番号77にちなんで通常価格の77%引き特別価格で販売する。
期間中には、家電や高級腕時計や海外有名ブランドのハンドバッグなど出店している店ごとに商品を決めて、通常価格の77%引きの特別価格での販売や監督の名前「仙一」にちなんだ1001円セールを実施するという。
この期間のネットショッピングは楽天がお得のようだ。(但し、私は楽天の回し者ではありません)
星野監督は中日、阪神、楽天の3球団を次々と優勝に導くという史上3人目(三原、西本に次ぐ)の快挙を達成した。それにしても星野仙一という人は、力もあるが運もある。そういう★の下に生まれたのだろう。うらやましーね
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