東京駅に到着した東北新幹線の車内清掃をとらえた「7分間の奇跡」が話題である。
インドで紹介されたのをきっかけに日本やアメリカ、イタリアなどで紹介され、現在は274万回以上再生されている。
日本では当たり前の光景だが、外国人の目からは“奇跡”に見えるらしい。
力(時には暴力)で体制を決めようとする国、組織、人が後を絶たない昨今である。
実に嘆かわしい。
例えば、中国共産党は南シナ海に海洋資源を求めて堂々と侵略してきているし、海の番人を自称する(が実態はテロリストに過ぎない)シー・シェパードは日本の調査捕鯨を火器や武器で妨害し続けてきた。
第二次世界大戦後、原始的で野蛮な行動を反省して、力によらず話合いで解決していこうと決めたのは、実は、敗戦した日本だけだったというのが悲しい。
世界はふたたび力が支配する構図にきれいに戻っている。愚かな先祖返りに唖然とする。
どうも絶望的な未来であるが、それでも一部か根底かは不明だが、良心なるものが死んでいないようで、法に照らした理性的な判断が残っていることが判明した。
自称・環境保護団体「シー・シェパード」が、日本側に255万ドル(約3億1000万円)の賠償金を支払うことで合意したという。
事の経緯は、日本鯨類研究所などが2011年、ワシントン州の裁判所に調査捕鯨の妨害をやめるよう求めてシー・シェパードを提訴した。
2012年、サンフランシスコ連邦高裁は「シー・シェパードは海賊」と指摘して妨害行為を禁じる仮処分命令を出した。
しかし、シー・シェパードは信号ロケット弾やスクリューに絡ませるロープの投げ入れ等で日本の調査捕鯨妨害を続行してきた。
連邦最高裁は6月8日ついに、シー・シェパードの上訴を却下して高裁判決が確定し、シー・シェパードは仮処分違反を認める形で、最終的に合意書に署名した。
環境保護という名目あるいは隠れ蓑を利用して、暴力を繰り返す人類進化の敵のような組織が一歩後退した形だ。しかし、このままでは済まないように思う。背後に大きな資本が動いていると言われている。
しかし、日本は力ではなく言論と法で、あくまで文明人として、正攻法で戦いを勝ち取るべきである。正義は最後には勝つ。
さて、面白い映像がある。大変な努力で作られたのでご紹介しよう。
世界遺産への指定が勧告された長崎市の「軍艦島」を精密な3Dモデルで再現した動画だ。
長崎大学大学院の「軍艦島プロジェクト」の研究チームが、長崎市の委託を受けて制作した。
ドローンを使った空撮を含む約2万8千枚の写真と、約145カ所でのレーザー計測を組み合わせることで完成したそうで...とにかく迫力あります。
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