2011年11月に来日されたブータン王国の若き国王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク(1980年生)はとても優しい目をしていた。
第5代国王。2011年現在、世界最年少の元首である。
誰に尋ねても「あの国王夫妻には心がなごんだ」というし、夫妻の訪問先には多くの日本人がその姿を一目見ようと集まった。
独特の民族衣装に日本とは異質のアジア文化を感じたが、実は現時点でブータンの景色は不思議なほど日本に似ているという。
但し、昭和中期の日本との比較である。ブータンに住んでいた日本人によると、昭和30年代の日本の里山のような風景がブータンのいたる所で見られるそうだ。
インドと中国にはさまれ、九州とほぼ同じ面積、人口は70万。
この国の特徴の1つ目は、世界で唯一のチベット仏教国であること。2つ目は国民総幸福量GNH(※1)なるものを国家運営の指標としていることである。
金銭的・物質的な豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ(つまり幸福)を目指すという、GDPを指標とした日本とは全く異なる選択をした国である。
国王の優しい目を見ていると、国民全体にとってどちらが正解か?
どちらが本当に幸せか?
その答えを映し出しているのではないだろうか。
日本の諺にもある。「目は口ほどにものを言う」(※2)と。
※1 国民総幸福量 Gross National Happiness
※2 目つきには、その人の気持ちがあらわれるものだということ
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