幸せ列車

所用で月、火曜日と東京に出張していた。東京も暑かった。おかげで多いに日焼けした。

来週も同じ曜日に東京に行く。次回は日傘持参が賢明（懸命？）だろう。

「久世栄三郎の各駅停車」も号を重ねて、文庫本くらいできそうなボリュームになった。気が付くとWEB小説がシリーズで展開されていて、著者の引き出しの豊富さや表現力の豊かさに敬服する。

だが、それよりも驚くのは「よくもまあ・・・」と唸るしかない創造性である。

頭の中に滾々（こんこん）と湧き出る無限の泉のようなパワーを持っているようだ。（すごいですね）

こちらはというと、駄文の列記、それも最近は投稿が減ってしまい訪れる人もまばらなことであろう。

これから少しずつ、伸びきった心にハリを与えて、毎日発信できるように頑張ろう。

ところで、もう少し先のことだが、釈迦やキリストが生まれるもっと前の時代を背景にした短編小説が幸せ列車に登場する。...かも知れない。

ささやかに予告しておこう。

大阪最大の夏の祭事である｢天神祭｣の午後のメインイベント｢陸渡御(りくとぎょ）｣に行ったが、あまりの人出の多さに驚いた。

外国からの観光客も目立った。黒人が浴衣を着て、白人が法被を着て、中国人が団体で見物に来ていたり、東南アジア系の人たち、その他もろもろ…

ところで天神祭には、昼の陸渡御（15:30～）と夜の船渡御（ふなとぎょ、18:00～）に分かれる。

夜の方は花火5千発が上がった。私の知人もコネを利用して2万円を払って乗船した。船上ではお弁当が出る程度だが、なかなか簡単に船には乗れないらしい。一生の思い出に、ということだ。

花火の費用の一部はクラウンファンディング（WEBでの寄附）で集まった250万円で、昨年より1000発増しにできたようだ。

陸渡御、船渡御の特徴は次の通り。

陸渡御
船渡御の乗船場までの神輿渡御に随伴して約4キロを約3000人が行列する。行列は先頭が催し太鼓で、続いて猿田彦や采女（うねめ）、花傘、猩々の人形を乗せた山車、牛曳童児などの第一陣、御羽車や神霊を移した御鳳輦のある第二陣、玉神輿と鳳神輿の第三陣によって構成される。

船渡御
船は4種類に分けれられ、御神霊をのせた御鳳輦奉安船、催太鼓船や地車囃子船など神に仕える講社の供奉船、神をお迎えする風流人形を飾った御迎船、協賛団体や市民船などの奉拝船、その他どんどこ船や子供どんどこ船、落語船など祭を盛り上げるため自由に航行できる列外船がある。奉安船や供奉船が天神橋のたもとから出航して大川を遡り、反転して下る。

陸渡御の始まる1時間前から大阪天満宮の本殿横で観覧していたら強い日差しで真っ黒になった。神社を出立した行列を追いながら梅田まで行ったが道端には鈴なりの人。

今年も最高の暑さのピーク、夏の盛り上げりに感動と多少の疲れを覚えながら1日が終わった。

半導体チップ上のトランジスタ数は18ヶ月ごとに倍増していくという、インテルのゴードン・ムーア氏によって提唱された法則を「ムーアの法則」という。

後に24ヶ月ごとの倍増というサイクルにまでペースダウンする調整が図られていたが、ついにその法則が成り立たなくなるようだ。

現在の半導体製造技術では、発展速度は24ヶ月ではなく30ヶ月というスパンに近づきつつあるそうだ。

永久不滅のものは世にありえない。確かな法則であっても通用しなくなれば変えないといけない。これが現実。

さて、ISIS（アイシス）ちゃんという萌え萌え少女が「72時間以内に新しいメロンを2個用意しろ」と脅す画像がネットの世界限定で登場している。

これは、今年1月に日本人誘拐殺害事件を起こし、今もなお人道無用の残虐行為を繰り広げる自称イスラム国（ISIS）への対抗パフォーマンスである。

世界に点在するISISを支持する人らがTwitter上で情報交換できないようにするため、匿名ハッカー集団「アノニマス」が、彼らのアカウントを乗っ取って、日本生まれの萌えキャラを貼り付けまくった。

言いたいことはわかる。

「残酷な画像をこれ以上ネットに掲載するな」という思いは共通だ。そのために“残酷ではない”、“残酷とは正反対の”日本のサブカルチャーの手を借りたわけである。