幸せ列車

Appleによる買収がうわさされているfaceshiftという会社の技術がすごい。

2012年創業のチューリッヒに拠点を置く非公開企業でロンドンとサンフランシスコにもオフィスがある。

マーカーなしでのフェイシャルモーションキャプチャで知られ、封切り間近の「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」でも同社の技術が採用されているようだ。

動画を見るとそのすごい技術に驚く。技術の進歩は、人間の空想を越えて進んでいるようだ。

食べることが楽しみなうちが花である。人生は

こちらの動画は過去100年の夕食の変遷を3分で振り返っている。最後の方には「あっやっぱり！」というのが登場する。

「久世栄三郎の各駅停車」でお馴染みの久世さんが、ご自身の超長編コラム「久世栄三郎の独り言」の中で懐かしいエピソードを語っていた。（不思議なえにしNo4364）

要約すると、かつて久世氏がある会社の社長だった頃に入社した女性が結婚で退職し、大阪出身のご主人と彼女の故郷である気仙沼に戻ったことは久世氏も風の噂で聞いていた。

それから長い長い年月が経過した4年前に東日本大震災が発生。テレビで気仙沼の町が火の海になっているのを見てふと彼女を思い出した。

その後、安否もわからぬまま気になっていた。ところが、私の知り合いを経由して奇跡とも言える不思議な運命が二人をたぐり寄せ、感動の再会を演出してくれた、まさにドラマになりそうな実話なのである。

その辺の詳しいいきさつは、この幸せ列車の検索機能を使って「気仙沼」でご覧いただきたい。（少し上の方に検索の窓があります）

人生に度々ある話ではない。けれどもある時はある。起こる時は起こる。だから人生は面白いのである。

余計なことを付け加えておくと、その気仙沼の女性のご主人のお姉さんが、幸せ列車の「出山映子の世界」でご紹介している出山映子という水彩画家。

さらに出山映子さんと昔からの知り合いで仕出料理の会社を営む人が大阪にいる。出山さんを私に紹介してくれた人なのだが、この人と久世氏は仕事で長年取引があった知己の間柄。

全部つながっている。

結局 久世氏は、いろいろな人々を介して、大きな円を描くように、人間の輪の中に生きていた。われわれも普段は意識していないが「人間の輪」の中で生きている。